ロビー2 / 世界観なし
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アルド・スキアヴォーネ(71)
フルガネ(ENo.330)
『俺の故郷の法律だと成人すらしてない女の子が無慈悲な追い打ちを』
さらにえぐりこむように刺さった。
そして打ち込んだ文章が長くなったのか、携帯端末の画面をそのまま差し出した。
【有名所にして定番は、依代(ヨリシロ)かな。爪とか髪とか入れておくと、一定の霊的ダメージや物理的ダメージを肩代わりしてくれる。許容量オーバーしたら交換する使い捨て方式。俺たち狩人なんかは装備に仕込んで使ってる。値段と違法性に目をつぶった軍用品なら戦車の主砲直撃にも耐えるし、自殺の名所で一週間ビバークしたって何も寄り付かない。】
さらにえぐりこむように刺さった。
そして打ち込んだ文章が長くなったのか、携帯端末の画面をそのまま差し出した。
【有名所にして定番は、依代(ヨリシロ)かな。爪とか髪とか入れておくと、一定の霊的ダメージや物理的ダメージを肩代わりしてくれる。許容量オーバーしたら交換する使い捨て方式。俺たち狩人なんかは装備に仕込んで使ってる。値段と違法性に目をつぶった軍用品なら戦車の主砲直撃にも耐えるし、自殺の名所で一週間ビバークしたって何も寄り付かない。】
11/14 00:19:12

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フルガネ(330)
アルド(ENo.71)
「そうだね。オレは16歳だからね」
追い打ちをかけた。目の前の男が何歳だかはわからないが、おそらく一回り二周りは違うだろうなと考えながら。
「なるほどね。そちらさんも様々ってことか。魔除け道具……にはどういうのがあるの?」
こちらも食いついた。一応は煙草の健康被害などを考慮する頭はあるらしい。本当にバーテンダーならば、相応の稼ぎはあるだろう。金銭のレートがどうなるかはわからないが。
「実体……?ああ、そういうことか。だからそんな重たいものを持ち出すんだ。“殴れば殺せる”って素晴らしい」
物騒な物言いだがそんな感想を抱いた。掴めないものは殴れないが、そうじゃないなら別だ。それにしてもこの男はよくわからないが、これだけのものを振り回す膂力はあるのだな、とぼんやり思う。
追い打ちをかけた。目の前の男が何歳だかはわからないが、おそらく一回り二周りは違うだろうなと考えながら。
「なるほどね。そちらさんも様々ってことか。魔除け道具……にはどういうのがあるの?」
こちらも食いついた。一応は煙草の健康被害などを考慮する頭はあるらしい。本当にバーテンダーならば、相応の稼ぎはあるだろう。金銭のレートがどうなるかはわからないが。
「実体……?ああ、そういうことか。だからそんな重たいものを持ち出すんだ。“殴れば殺せる”って素晴らしい」
物騒な物言いだがそんな感想を抱いた。掴めないものは殴れないが、そうじゃないなら別だ。それにしてもこの男はよくわからないが、これだけのものを振り回す膂力はあるのだな、とぼんやり思う。
11/13 01:55:35

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アルド・スキアヴォーネ(71)
フルガネ(ENo.330)
『俺より年下の娘さんに言われるとつらい。』
何か刺さったらしい。
『知り合いには幽体も扱える業者もいるし、魔除け道具くらいなら知人割で斡旋するよ。』
端末の読み上げ音声に合わせ、にやりと笑う。金儲けには目に見えて食いつきがいいようだ。
『俺の世界の妖怪や魔物は実体を持ってるんでね。駆除するには相応の装備が必要になる。』
アルドの読みどおり、怪異を物理で殴る代物だった。
何か刺さったらしい。
『知り合いには幽体も扱える業者もいるし、魔除け道具くらいなら知人割で斡旋するよ。』
端末の読み上げ音声に合わせ、にやりと笑う。金儲けには目に見えて食いつきがいいようだ。
『俺の世界の妖怪や魔物は実体を持ってるんでね。駆除するには相応の装備が必要になる。』
アルドの読みどおり、怪異を物理で殴る代物だった。
11/12 23:56:04

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フルガネ(330)
アルド(ENo.71)
「人間、若いうちはみんなそうじゃない?」
“これ”はそんな男を視野に捉えながら、いかにもバーテンダーらしくそう言った。
「へぇ、コンサルタントね。それは悪くないかもしれない」
こちらも話が具体的になったことで乗り気な姿勢を見せた。マジカルエクソシストを求めていたわけでないのは、確からしい。
「うわ、びっくりした……そりゃあそんなものをぶら下げて歩いてたら人が逃げる。機関銃か何かにしか見えない……けど、それで妖怪退治?」
まるで物理で殴りきるといった感じだ、とアルドは考えた。見たことが無いではないが、尋常な世界に生きるものはそう見慣れないシロモノだ。驚くだろうし、忌避するだろう。
「そ、平凡な一般人だからね。オレは平和を愛するのさ」
表情に乏しい分、抑揚のない言葉だけは少し大袈裟だ。
“これ”はそんな男を視野に捉えながら、いかにもバーテンダーらしくそう言った。
「へぇ、コンサルタントね。それは悪くないかもしれない」
こちらも話が具体的になったことで乗り気な姿勢を見せた。マジカルエクソシストを求めていたわけでないのは、確からしい。
「うわ、びっくりした……そりゃあそんなものをぶら下げて歩いてたら人が逃げる。機関銃か何かにしか見えない……けど、それで妖怪退治?」
まるで物理で殴りきるといった感じだ、とアルドは考えた。見たことが無いではないが、尋常な世界に生きるものはそう見慣れないシロモノだ。驚くだろうし、忌避するだろう。
「そ、平凡な一般人だからね。オレは平和を愛するのさ」
表情に乏しい分、抑揚のない言葉だけは少し大袈裟だ。
11/12 16:45:54

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アルド・スキアヴォーネ(71)
フルガネ(ENo.330)
『夢見がちな馬鹿ではあったよ。』
上の空気味に視線を彼方へ漂わせながら答える。
『幽体は狩猟対象外だが、魔除けのコンサルタントとしてなら契約も一考しよう。』
金になると感じたのか、こちらは比較的マジな雰囲気であった。
『単にマナーとして入れてるだけさ。むき出しで持ち歩くと、たまに引かれる。』
そういってバッグから引っ張りだしたのは、逆手持ちのガトリングや機関銃といった感じの代物。妖怪狩猟用と言われなければ、普通の銃火器に見えるだろう。
『おっとすまん、顔に出てたかな。平穏無事なら上々だ。』
上の空気味に視線を彼方へ漂わせながら答える。
『幽体は狩猟対象外だが、魔除けのコンサルタントとしてなら契約も一考しよう。』
金になると感じたのか、こちらは比較的マジな雰囲気であった。
『単にマナーとして入れてるだけさ。むき出しで持ち歩くと、たまに引かれる。』
そういってバッグから引っ張りだしたのは、逆手持ちのガトリングや機関銃といった感じの代物。妖怪狩猟用と言われなければ、普通の銃火器に見えるだろう。
『おっとすまん、顔に出てたかな。平穏無事なら上々だ。』
11/12 16:28:29

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フルガネ(330)
アルド(ENo.71)
「ほう、じゃあ昔はロマンチストだったと」
何となく間の抜けた調子に、適当な相槌が贈られた。火のついていない煙草に馴染みにのないアルドは、なんとなく不思議な光景を視界の端に入れている。
「それはすごい。オレと契約してエクソシストになってよ」
本気なのか嘘なのか分からない調子で言って、グラスを受け取り視線の先を辿った。チェロか何かが入ってそうな形のバッグだが、そういうものが入ってたのか、と納得する。
「それは何が入ってるの?企業秘密かな」
商売道具ならおいそれと見せたりはしないだろうか、と思いつつ訪ねた。
「まあね。おっと、変な想像した?平穏無事に生きてる一般人だから、安心して」
相手の心中を知ってか知らずか、この手の話題に慣れているのか、これはそんな風に流した。先ほど“女性的でない方が楽な環境”とやらを話したことは、忘れているのかもしれない。
何となく間の抜けた調子に、適当な相槌が贈られた。火のついていない煙草に馴染みにのないアルドは、なんとなく不思議な光景を視界の端に入れている。
「それはすごい。オレと契約してエクソシストになってよ」
本気なのか嘘なのか分からない調子で言って、グラスを受け取り視線の先を辿った。チェロか何かが入ってそうな形のバッグだが、そういうものが入ってたのか、と納得する。
「それは何が入ってるの?企業秘密かな」
商売道具ならおいそれと見せたりはしないだろうか、と思いつつ訪ねた。
「まあね。おっと、変な想像した?平穏無事に生きてる一般人だから、安心して」
相手の心中を知ってか知らずか、この手の話題に慣れているのか、これはそんな風に流した。先ほど“女性的でない方が楽な環境”とやらを話したことは、忘れているのかもしれない。
11/11 22:55:59

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アルド・スキアヴォーネ(71)
フルガネ(ENo.330)
『昔は出来た気もしたが、今は無理だな。』
機械音声のはずが、気のせいか間の抜けた調子で答えた。いつの間にか再びたばこを咥え直している。
『エクソシストは遠縁に当たるのか?とりあえず妖怪とか魔物狩りを生業にしてる。』
飲み終えたグラスを返却しながら、手荷物の大きなバッグに視線を向ける。商売道具が入っているということらしい。
『自衛出来てるなら何より。』
人に飼われている訳では無かったことに安堵するが、穏やかな幼少期を送れなかったのなら不憫だな、ともぼんやり思った。
機械音声のはずが、気のせいか間の抜けた調子で答えた。いつの間にか再びたばこを咥え直している。
『エクソシストは遠縁に当たるのか?とりあえず妖怪とか魔物狩りを生業にしてる。』
飲み終えたグラスを返却しながら、手荷物の大きなバッグに視線を向ける。商売道具が入っているということらしい。
『自衛出来てるなら何より。』
人に飼われている訳では無かったことに安堵するが、穏やかな幼少期を送れなかったのなら不憫だな、ともぼんやり思った。
11/11 22:37:14

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フルガネ(330)
アルド(ENo.71)
「気障な顔、できるの?」
無理そうだけど、と笑って見せた。からかわれた、というのは分かるが悪い気は特にしない。「変な奴」と言ってグラスを磨いている。
「へえ、驚いた。フルガネってもしかしてあれかな、実はエクソシストみたいな?」
アルドは大げさに両手を掲げて見せた。おお、神よ。
「そんなところだよ。子供の頃からそういう――よくない物を寄せるらしくてね。何もできない頃は苦労した。今はそうでもないけどさ」
よくないもの、と言いながら古典的な”お化け”のポーズをして見せた。今はそうではない、というからそんな風に言えるのだろう。
無理そうだけど、と笑って見せた。からかわれた、というのは分かるが悪い気は特にしない。「変な奴」と言ってグラスを磨いている。
「へえ、驚いた。フルガネってもしかしてあれかな、実はエクソシストみたいな?」
アルドは大げさに両手を掲げて見せた。おお、神よ。
「そんなところだよ。子供の頃からそういう――よくない物を寄せるらしくてね。何もできない頃は苦労した。今はそうでもないけどさ」
よくないもの、と言いながら古典的な”お化け”のポーズをして見せた。今はそうではない、というからそんな風に言えるのだろう。
11/11 17:22:05

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アルド・スキアヴォーネ(71)
フルガネ(ENo.330)
『ロマンチストなら、こういう台詞はキザな顔で言うもんだ。』
愉快そうな顔でグラスに視線を落とし、ふたくちみくちと飲み進めていく。つまりからかっただけのようだ。
『体質ねぇ。』
煙が主張するマーキングと体質の意味が結びつかない。だが先の会話にあった「お化けが実在する」という言葉をふと思い出す。
『もしかして魔除けの香とか?』
憑依対策としてならあるいは、と当たりをつけて質問を投げた。
愉快そうな顔でグラスに視線を落とし、ふたくちみくちと飲み進めていく。つまりからかっただけのようだ。
『体質ねぇ。』
煙が主張するマーキングと体質の意味が結びつかない。だが先の会話にあった「お化けが実在する」という言葉をふと思い出す。
『もしかして魔除けの香とか?』
憑依対策としてならあるいは、と当たりをつけて質問を投げた。
11/11 17:10:14

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フルガネ(330)
アルド(ENo.71)
何やら顎に手をやって思案顔。
「……それもそうか」
そこまで考えていなかった、という顔でそれだけ口にした。
「もしかして見た目によらずロマンチスト?」
「元々のレシピだと甘さが強い。だから色々な蜂蜜を試したんだ。それで栗の蜂蜜に行きついたんだけど、結構面白い味でしょ?イタリア――オレの住んでるところは蜂蜜の種類が多くてね」
アレンジレシピ、ということらしい。
「あぁ、確かにそうだね。趣味もある。まあ、あとは体質の問題かな」
煙草を吸わなければいけない体質、という意味ではない。そんな風に言葉を濁して伝えた。
「……それもそうか」
そこまで考えていなかった、という顔でそれだけ口にした。
「もしかして見た目によらずロマンチスト?」
「元々のレシピだと甘さが強い。だから色々な蜂蜜を試したんだ。それで栗の蜂蜜に行きついたんだけど、結構面白い味でしょ?イタリア――オレの住んでるところは蜂蜜の種類が多くてね」
アレンジレシピ、ということらしい。
「あぁ、確かにそうだね。趣味もある。まあ、あとは体質の問題かな」
煙草を吸わなければいけない体質、という意味ではない。そんな風に言葉を濁して伝えた。
11/11 16:16:11

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アルド・スキアヴォーネ(71)
フルガネ(ENo.330)
『嫌いならオーダーしないさ。それにしても"蜂"さんから"口づけ"を貰うとは中々ロマンチックなシチュエーションだ。』
にししと笑いながら、グラスを傾ける。
『蜂蜜だし、ただ甘いかと思ったが違うな。これが栗の蜂蜜の風味か。』
不思議そうにグラスを眺めながら首をかしげた。
『ところでバーテンダーって味覚が商売道具だろう。鼻や舌が鈍るたばこはご法度のイメージあるんだが、趣味以外でなにか吸ってる理由とかあるのか?』
にししと笑いながら、グラスを傾ける。
『蜂蜜だし、ただ甘いかと思ったが違うな。これが栗の蜂蜜の風味か。』
不思議そうにグラスを眺めながら首をかしげた。
『ところでバーテンダーって味覚が商売道具だろう。鼻や舌が鈍るたばこはご法度のイメージあるんだが、趣味以外でなにか吸ってる理由とかあるのか?』
11/11 16:04:15

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フルガネ(330)
アルド(ENo.71)
「おっと、オーダーですか?まさか貰えるとは思わなかったな――と、甘いの大丈夫?」
おどけたように言いながら丸いカクテルグラスを取り出す。一瞬迷ったようだが、久しぶりに作るか、と言いながらシェイカーを用意した。
ホワイトラムと蜂蜜、それに生クリーム。それに保冷庫の氷を入れて、強めにシェーク。今までよりも大きい音のそれが終わると、グラスには真っ白な液体が注がれた。
「“ビーズ・キッス”です。うちでは栗の蜂蜜を使っていて、それが特徴。どうぞ」
ラムの風味と蜂蜜の甘味とコク。生クリームの滑らかな口当たりで、スタンダードでは上品なそれが、栗の蜂蜜で独特の味わいを醸し出している。26.7度。
おどけたように言いながら丸いカクテルグラスを取り出す。一瞬迷ったようだが、久しぶりに作るか、と言いながらシェイカーを用意した。
ホワイトラムと蜂蜜、それに生クリーム。それに保冷庫の氷を入れて、強めにシェーク。今までよりも大きい音のそれが終わると、グラスには真っ白な液体が注がれた。
「“ビーズ・キッス”です。うちでは栗の蜂蜜を使っていて、それが特徴。どうぞ」
ラムの風味と蜂蜜の甘味とコク。生クリームの滑らかな口当たりで、スタンダードでは上品なそれが、栗の蜂蜜で独特の味わいを醸し出している。26.7度。
11/11 00:36:08