超天才発明家の工房

☆超☆天☆才☆発明家(自称)こと、Po・エノン=クラートが日々発明に勤しむ工房。
世界を超える者たちであればこの工房に安易に立ち入ることが出来るだろう。

工房の窓辺には桜の苗木が置いてある

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「ふふ、懐かしいなぁ。」

そう言って手に持っているのはいつの日かに親友から貰った人形である。
手と足をぴょこぴょこさせながら遊んでいる。

「……今じゃ企業の社長になって、発明品をバンバン売り出す生活だけど……。
 やっぱ、あの頃が一番楽しかったかもなぁ、俗にいう、全盛期って奴だね。」

いつも見ていたよどんだ景色は今では透き通るような空と空気が通り抜ける。
今だ無機質な壁で建てられたいくつもの建物は変わらないが。

「……自然と機械の調和って言うのかなぁ。
 まあ、自然2割機械8割だけどね、あの頃に比べれば十分な成果でしょ。」

そうは言いつつ、何処かの世界樹に与えられた使命は今も続いている。

「……まだまだ、これからだね。」
8/25 23:35:36
「……最近、弟子入り希望多いなぁ。」

パラパラと受け取った手紙たちを一個一個見ている、その中で何人も『エノンさんへ弟子入りしたいです!』と決まったように書かれていた。

「弟子を取るのも良いけど、この人たち全員は無理だなぁ……。」

そもそも全員を弟子にする前提からがおかしいのだが。
4/23 02:34:01
「・・・この時期だったけなぁ、ここに帰ってきたのは。」

星空を眺める。
あの頃に比べてとても透き通っている。

「・・・みんな、元気でやってると良いな。」
あの日から一年が経った。
自然は徐々に取り戻せてきている、この星空がその証拠だ。
4/1 01:40:55
「フンフフフ~。」

鼻歌を歌いながら発明家は機械を直している。

「全く、いつになっても、発明品よりも修理の依頼が多いなぁ・・・。
 っま、これもまた超天才の下積み時代って事だよね!
 結構楽しいのは変わりないし!」

独り言をつぶやきながらサクサクと直していく。
1/14 01:33:20
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