不思議な雲のおうち


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> ムゥ(1093)
「一人だと――思い出すのが難しいこともあるの。
  ……名前を、呼ばれるのにまだ慣れていなくて。長い間役職で呼ばれていたものだから」

こてんと人形のように首が傾いた。

「そうね。私も雲だとばかり思っていたものですから、ぶつかりでもしなければ見落としてしまいそう。
  そう――そう? それなら私がたくさんお話してしまっても構わないのかしら。……あら、やわらかい。さきほどお邪魔したときのものと同じなのかしら。これなら顔が激突しても大丈夫ね」

ふむふむとよく分からない方面に納得すると、膝の裏に布地をしまい込んでクッションに沈む。

「楽しいお話。ムゥはどんなことに興味がある?」
8/25 20:31:10
> ヴィ・ヴィ(556)
ムゥ(ENo.1093)
「? わすれても、おもいだせたらだいじょぶ、です。
あんまり…いつも、おそらにぷかぷかしてるから、はいれるひと、少ないです。
だから、ひと来ると、うれしい……すわって、だいじょぶです。クッションあります。
よごれても、すぐまっしろ、なりますから…」

雲を切り取ったようなテーブルに、これまた雲らしい大きなクッションがいくつか備え付けられている。
存外さわり心地は普通のクッションに近い。
8/24 23:55:58
> ムゥ(1093)
「そう――そうね。大事なこと。大事な名前。
  ……ダメね。すっかり忘れてしまって」

まばたきをする間。ほんのわずかな沈黙があったが、あなたの表情を見るとおもむろに指先で己の頬を押し上げた。相も変わらず硬い。気を遣わせてしまったかもしれない。

「ありがとう。あら、紅茶――美味しそう。お客さんはよくいらっしゃるのかしら。
  いえ、私のような訪問の仕方は好ましくないけれど。こほん。……座らせていただいても大丈夫?
  お部屋までマシュマロみたいだから。汚してしまわないか、少し心配で」

砂糖菓子のような部屋を改めて見回し、最後に視線はあなたに戻った。人の目をじっと見る癖があるようだ。
8/10 20:29:48
> ヴィ・ヴィ(556)
ムゥ(ENo.1093)
「おなまえ、は、きちんと発音、するです。だいじなので。
ムゥはマシュマロですか?うれしい、です。
おはなしきくのも、すきです。えへへ」

にことひどく控えめな笑みを浮かべ、一拍置いてとてとてと小さなキッチンらしき一角に小走りしていった。
そう大した時間も掛からず、薄桃色のトレーに白亜のティーセットとマシュマロをのせて運んでくる。

「おまたせ、しました。こうちゃとマシュマロ…」
8/9 22:53:25
> ムゥ(1093)
「発音しづらい名前でしょうから、好きに呼んでいただいて構わないわ。
  ええ、よろしく。そう、ふふ――ムゥ。貴方もマシュマロに似ているわ。白くてふわふわで。食べてしまうわけにはいかないけれど」

表情筋が硬いためにいまひとつ冗談なのかそうでないのか判別がつかないが、静謐の中に一筋、見守るような視線があなたに向けられる。

「ふふ、ゆっくりで大丈夫。急いで怪我をしてはダメよ。
  そうね――お礼になにか楽しいお話を用意しておきましょう」
7/24 01:23:20
> ヴィ・ヴィ(556)
ムゥ(ENo.1093)
「ヴィ……ヴィ、さん。えっと、ムゥはムゥっていいます。よろしくです。
マシュマロ、ムゥもすきです。ふわふわでしろくて、あまくて……すぐよういします!」
7/24 00:22:45
> ムゥ(1093)
ふ、と伏せる眦が柔らかく滲む。無邪気なものだ。

「お構いなく――というのは失礼ね。せっかくですから、いただくわ。手伝えることがあったらおっしゃって。
  ヴィ・ヴィと言います。好きなのは――マシュマロ。ええと、ふわふわだから……」

文字通りふわふわとした主張を口にしながら室内に進む。
7/22 19:45:48
> ヴィ・ヴィ(556)
ムゥ(ENo.1093)
「わあ。すてき、です」

貴女の心情を知らぬ少女はただ無垢に笑った。

「ん!おちゃ、用意します。おかし、マシュマロとクッキー、どっちがすきですか?」
7/22 17:15:33
> ムゥ(1093)
「――そう。それは素敵ね。私も、竜の友人はたくさんいたの」

ひとりと聞くとかすかに睫毛を伏せ、小さな吐息をこぼした。するりと靴が抜ける。

「いえ、あの子はしばらく元気に遊び回っているでしょうから。
  少しだけ、お邪魔させていただいてもいい? 慌ただしい訪問になってしまいましたが」
7/22 07:25:35
> ヴィ・ヴィ(556)
ムゥ(ENo.1093)
「うん。いまは、ひとりだけど…すごくおっきいドラゴンさんたち、ともだち。
……あ。ドラゴンさん、さがしにいくです?」
7/22 05:50:59
> ムゥ(1093)
「ふふ、ありがとう。優しい子ね」

穏やかな声が落ちる。
そこで土足のままであることに気づき、靴の縁に指をかけた。足裏の感触まで柔らかい部屋だ。

「ええ、そう。ドラゴン。さっきの子も本当は貴方のように優しいのだけれど。
  ムゥはドラゴンを知っているのね。お友達にドラゴンがいるのかしら」
7/21 19:27:21
> ヴィ・ヴィ(556)
ムゥ(ENo.1093)
「おうち、なおせるけど……おけがはなおせない、から…。
ドラゴンさんなのです?ムゥ、ドラゴンさん、いっぱいすきです」

ぱっと声色が明るくなる。
7/21 12:40:48
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