砂漠の都市にて


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> シェトリィ(1305)
レイナイト(ENo.1302)
(正直少女が完食するとは思っていなかったため、男が食べ終えた時点で店を出ることになるかと思っていた。
しかし、明らかに渋い顔をして時間をかけつつも全てを平らげようとする少女を見て根性がある、と変な感心をする。
このまずさであれば怒って席を立ってもそうおかしいことではないだろう。
実際、ちらほら客と店員が揉めてる声が聞こえ始めた。
投げ捨てるように金を置いて立ち去っている者も見えるので、
この様子だと他の者に提供された料理も満遍なくまずかったのだろう。)

……なんでこんな店が成り立ってるんだ?

(二回目に訪れる客はいなさそうだが、それでもまばらながら人が入っていたあたり、もしかして新店だったのだろうか。
建物自体は新しく見えないので借家かもしれないが、それならばまだ味が知れ渡っておらず人が訪れてしまうのも納得できる。)

(少女が食べ終えたタイミングでこちらも会計を済ませ、
マッカらしからぬ「またお越しくださいませ」という丁寧な声に「二度と来るか」と返して退店した。)

……マッカの乾燥した空気が美味く感じられる日がくるたぁ思わなかったな。
中々に貴重な経験だ。

(あの料理を食べた後だと、ほぼ味がしないというだけで砂っぽい空気にさえ清涼感を感じられる気がする。)

食べきるたぁ大した根性だが、ここで吐くなよ?

(あんな料理を食べたら吐いてもおかしくないと思っているため、そんな軽口を叩く。
ただ、もし本当に具合が悪そうであれば休憩できそうな場所を探すくらいはしそうだ。)
10/13 06:18:48
> レイナイト(1302)
シェトリィ(ENo.1305)
(ラッシーでも飲めば幾らか口腔内の環境が改善するかもしれない。普段ならそんな考えに至っただろう。
 しかしながら今回はそちらの味に期待出来そうも無い。改善どころか悪化しそうだ。
 サービスだと言っていたのに店員がラッシーの提供を忘れているらしいことに感謝すら覚えた。 
 顔を上げると――ちょうど青年の視線が此方から外れたタイミングだろう――彼は食事を進めていた。
 その姿をしかと見据え、次いでナンを大きめに千切る。キーママタールも食べてみなくては)

…………。

(生臭いマトン、主張の激しいココナッツミルク、水っぽいトマト……気になる点を挙げればキリが無い。
 それらごと飲み込むように、水を片手に食事を胃へと送り込んでいく。
 呼吸を浅くしながら勢いをつけて食べれば口に残る味も少しは薄くなる。はずだ。
 正直、調理者はもっと努力のしようがあると思うが、食材の生産者には罪は無い。
 鷺宮神社を彩る花や樹を、それらを育て上げている面々を思い返す。
 毎日朝早くから手入れを欠かさず、生命を慈しむ姿を。
 野菜や動物の育成だって、こうして料理になるまでにどれほどの苦労があるだろう。
 最後にどんな形になったとて摘まれた生命を無下にはしたくない。出来得る限り)
(そうして無言で食べ続け、どうにか食事を平らげた。青年よりかなり時間がかかっただろう。
 ムルグマカニの大きな鶏肉は悩んだ末に残すことにした。やはり火の通りが心配だ。
 鶏には申し訳無いがこればかりは自分の安全を優先したい。体調を崩すわけにはいかないのだ。
 ごちそうさまでした、と小さく告げた先はあくまで食材達とその生産者である)

……ええ、本当に。
早めに外に出ましょ、これ以上何か料理が出てくる前に。

(まずいと言いたいところだったが、言葉にするとより一層口の中が不味くなりそうで音に出来なかった。
 いつ店員がラッシーの件を思い出すかと戦々恐々としつつ、重たい体を気合いで動かして会計へ向かう。
 幸いぼったくりではないようで、お通しらしき物はただのサービスだったらしいが、
 何故かラッシーは値段に含まれていたので、そちらは受け取っていないと撥ね付けた。
 会計が終わればさっさと――半ば退却の如く ――外へ出るだろう)
10/9 08:03:36
> シェトリィ(1305)
レイナイト(ENo.1302)
(少女の気遣う言葉には反応を返さなかった。
これから自分の分を口にするだろうに大丈夫と言って安心させてしまっても、
駄目だと示して気を重くさせてしまうのも悪い。
男にできるのは沈黙を返すことだけだ。)

……。

(ちらりと見やれば、これだけ駄目そうだとわかっていても、
やはり少女は一口は食べるつもりのようだ。
これまで数度食事を共にしただけの仲ではあるが、育ちが良いことは窺い知れている。
注文した料理の味を確かめもせずに残すことはためらわれるのだろう。
そう思い、口の中の食料だったものを咀嚼しながら見ていると、
予想通りそちらもひどい味だった様子で顔が歪むのが確認できた。)

…………。

(ひどくまずいが、色々なことに目をつぶれば食べられないわけではない。
ヤケクソ気味に黙々とカレーとナンを口に放り込み咀嚼していく。
説明する気にもならないが、もう一種類のカレーもしっかりとまずかった。)

(きちんと噛み締めて食べる気にはならないため、普段の食事よりもかえって平らげるスピードは早い。
しかし、眉間にシワの寄った顔で食べている姿を見ればけして美味しいと思っているわけでないことは伝わるだろう。
男はマナーとして食べ終えなくてはいけないなどと考えているわけではない。
餓えを知っているため、食材が勿体ないという気持ちがあるのと、
姉の料理によって激まず料理にも慣れているため、ただ我慢することはできると食べているだけだ。
そうして暫し無言でカレーもどきと格闘し、最後の一口を食べ終えると水をぐいっと飲み干しただろう。)

……まずい。

(うんざりした顔でそう呟いた。)
10/7 04:06:33
> レイナイト(1302)
シェトリィ(ENo.1305)
(――“引いて”しまったのかもしれない。
 青年の様子を前に、脳裏に先日の食事の際の会話が蘇る。
 これまではずっと美味しい料理を提供してくれる店を引き当ててきた。
 が、ついにやってきたようだ。外れくじを手にする時が)

……大丈夫?

(もう一欠千切ったナンを手に、向かいの彼に声をかけておく。今しかタイミングは無いかもしれない。
 これから口にするカレーの状態によっては言葉を紡ぐことも儘ならなくなる可能性がある。
 それでも注文した以上、食べなくては。何より、自分だけきちんと食べないのは気が引ける。
 よし、と己を勢いづけるように一つ頷いて、ナンでムルグマカニを掬い上げた)

…………、…………。

(判断は誤りでなかったようだ。先に青年を気遣っておいて良かった。とても口を開けない。
 此方のカレーも生温く、焦げこそ無いが酸味がかなり強い。ヨーグルトが入り過ぎているのだろうか。
 鶏肉はサイズ感がバラバラで、小さい物はとても固い。大きい物は恐怖が勝って手を出せなかった。
 何せこの温度である。果たして火はきちんと通っているのか。
 極め付けは多すぎる生クリームとバターだ。口当たりは重く、油分に塗れ、味の調和が乱れている。
 ――不味い。どうしようもなく。
 眉間に皺を寄せ、やり場の無い思いを抑えるように両腕を組む。
 咀嚼したものの、このままでは飲み込める気がしない。グラスを仰いでどうにか水で胃に流し込んだ。
 それでも口内にはべったりとした油と得も言われぬ酸味が残り、一層顔を顰める。
 何か言いたい気持ちもあったが、そうしたが最後二度と食事を再開出来ない気がした)
10/3 08:00:13
> シェトリィ(1305)
レイナイト(ENo.1302)
んなもんマッカではお目にかかったことがねぇが…。

(少なくとも男が知る限りではお通しなんてものが出されるのはイズレーンか、
他の国なら小洒落たちょっとお高めの店くらいのものだ。
罠のような気配はないものの、やはり怪訝そうな表情が解けることはない。
そうこうしている間に料理が運ばれてきたので、それをじっと観察することにする。)

確かに大丈夫そうに見えるが……。なんか妙だな。

(男から見ても湯気や香り方で温度の差がものによってあるように感じたのか首を傾げている。
試しにナンを持ってみると、こちらの物は水蒸気でもついたのかやや湿っている上ぬるい。)

……。

(まだ確実と言えるほどの確証はないものの、嫌な予感がする。
しかし、それでも注文したものを一口も試さないわけにも行くまい。)

(ちぎったナンでマトンカレーを掬うようにして口へ運ぶ。
思わず目を瞑って天を仰いだ。
――シンプルにまずい。
カレーは部分的に生ぬるく、一部焦げのようなものが浮いていて焦げ臭さが混じっている。
肉も処理があまりよくないのか、傷んだりはしていないもののマトン特有の臭みが強烈に香っている。
それに加え一部のスパイスの量を間違えたかのような苦味と、塩を入れすぎているらしいしょっぱさが口内から水分を奪い取り、男の口内は阿鼻叫喚となっている。
ひどい料理もそれなりに食べ慣れている男からすれば吐き出すほどではないものの、
間違いなく店で出会える料理としてはありえないほどまずいと言っていい部類で間違いないだろう。
眉間にシワが寄っていることを感じる。)
10/3 03:50:43
> レイナイト(1302)
シェトリィ(ENo.1305)
もしかしてこれ、お通しってやつ……?

(実はこの水にも布にも料金が発生するのだろうか。訝しげにグラスを見遣る。
 青年に倣って周囲の様子を探ったが、やはり剣呑さは感じられない。
 他の客も困惑気味な様子で料理の提供を待っているようだ)

いざとなって話が通じなかったら、仕方ないけど徹底こ――あ。

(抗戦、と言い切る前に店員が料理を運んできた。特段怪しげな雰囲気も無く、至って普通の様相だ。
 慣れた手付きでテーブルに料理を並べ、しかし去り際は足早だった)

……見た目は大丈夫そうね。

(ついつい警戒心を抱いて、双方の前に置かれたカレー達をじっと見る。
 複数のスパイスが複雑に絡み合った香りが漂ってくる。カレーであることは間違いなさそうだ。
 が、何故だか湯気が立っている物と立っていない物がある。
 気のせいか、それとも何か理由があるのか。
 取り敢えず食べてみないことには分かるまいと、おずおずとナンを千切ってみた。……少し固い)

……いただきます。

(まずはナンだけ口へ運ぶ。……やはり固めだ。そして温かくもない。チーズが冷えたせいだろうか)
9/29 08:12:33
> シェトリィ(1305)
レイナイト(ENo.1302)
(イズレーン風に言うならばおしぼりらしき布を怪訝そうな顔でこちらも受け取る。
マッカにも訪れる頻度はそれなりにあるのだが、土地柄のせいか住人の気質のせいか、
あまり丁寧な対応をしてくれる店というのに巡り合ったことがなかったのだ。)

……ああ。マッカにしては随分と客に対して腰の低い店だな。
この国の奴らなんざ、脳筋というか……てっきり対応がどうあれ味で黙らせてやる、ってのが殆だと思ってたんだが。

(慣れない接客に違和感を抱いているせいか、サービスが良くても素直に喜べないようだ。
布で手を拭ってから、水を口にする。こちらも冷たくも暖かくもない微妙な温度である。
味としても特別変わったところはない。
……とは言え土地柄として水は貴重なはずだ。
それを無料でぽんと出してくれるのにはやはり違和感は拭えない。)

後でぼったくられたりしねぇだろうな……。

(ゴロツキまがいの店員がどこかに隠れてこちらを窺っているのではないかと気配を探ってみるが、そんな様子もなく平和そのものだ。
本当にただの親切な店なのだろうか?)
9/29 05:11:08
> レイナイト(1302)
シェトリィ(ENo.1305)
それだけ力を入れてるなら、やっぱりここはカレーにするべきかしら。
初めて見る種類もあるわ……。
羊肉入りも良いわね。折角だから食べてみたい。

(机上に置かれたメニュー表を覗き込み、此方も暫し思案する。専門店ばりのラインナップだ。
 料理名の下に食材が記載されているので大体の味の想像は出来るが、それでもよく分からない物もある。
 霊符は畳んで服のポケットへ。空いた手指でメニュー表の文字をなぞり)

うーん……、私も同じセットを頼むわ。
カレーはムルグマカニとキーママタールで、ナンはチーズナンにする。

(前者は聞き覚えの無い名称だが、内容物から察するにバターチキンカレーと同義だろう。
 後者はマトンの挽き肉入りというところに惹かれた。確かに羊肉はなかなか見かけないので気になる。
 メニュー表から顔を上げたところで、店員が水の入ったグラスと小さな布を人数分持ってきた。
 布は水分を含んでおり、曰く、砂塵で手や顔が汚れただろうから、との配慮らしい。
 ついでにラッシーもサービスしてくれるようだ。
 一先ず自分の分の水と布を受け取り、二人分の注文を済ませる。なんというか、やたらと――)

……親切なお店ね。

(厨房へ向かう店員の背中を見送りながら小さく零す。
 立地のディスアドバンテージを接客で取り返すスタンスなのだろうか、などとぼんやり考えつつ、
 布で指先を拭った。……冷たくも温かくもない微妙な温度だ)
9/26 07:46:54
> シェトリィ(1305)
レイナイト(ENo.1302)
カレーはありそうな匂いだよなあ。

(くんくんと匂いを嗅ぎ取ると少女と同様の結論に至ったようだ。
少女の後に続いて店内に入ると、案内されるままに席につく。
随分空いているとは言え、座席への誘導までしてくれる丁寧さに少し意外そうな顔だ)

メニュー表は……、っと、やっぱりカレーはあるな。
他もあるようだが、カレーだけで何種類かあるところを見るとメインはこれっぽいな。

(座席同様に簡素なメニュー表を手に取れば、複数の種類のカレーとその他の品々の名が書き連ねられている。
少女と共に眺められる位置へとそれを置き、眺めながら暫らく考える。)

俺はカレー二種セットでマトンとココナッツチキンにする。
ナンはとりあえず普通のやつにしとくか。
追加できるようだから二枚目の注文はまた後にしとく。

(あまり悩む様子もなく、上部の方に書いてあるカレーの中から二種類決めたようだ。
初回の店なので一応店側が売りにしている中から選んでおこうというつもりなのだろう。)

羊肉は久々だぜ。
マッカ以外だとあんま食う機会ねぇんだよな。
9/26 03:29:38
> レイナイト(1302)
シェトリィ(ENo.1305)
(こくこくと頷いて、青年に続く足取りは軽い。
 まだ見ぬ美味を求めて路地裏へ。探検みたいでなんだか楽しそうだ。なんて、勿論口には出さないが)

(青年が示す先を見上げて看板の絵を確認する。食事処で間違いなさそうだが、はて、何屋だろうか。
 皇国でも央国でも見かけない独特の雰囲気の佇まい、その中から微かに香る匂いは――)

……カレー屋さん?

(幾つかのスパイスが入り混じったような匂いな気がするが、如何せん情報が少なくて自信を持てない。
 カレー以外にもスパイスを複数使用する料理は幾つもある。それ系統の店だろうか。
 ともあれ見つけたからには何かしらの縁があるのだろうと、青年に視線を移して今一度頷きを返した)

いいわ、此処にしましょ。
どんな料理があるかしら……。

(そわそわ。メニューを確認するのが楽しみだと、そんな思いを感じさせる軽やかな所作で店の中へ。
 すぐに店員から声がかかり、簡素なテーブル席へ案内された。
 路地裏にある店だからだろうか、昼時だというのに客の数は疎らだ)
9/22 08:46:37
> シェトリィ(1305)
レイナイト(ENo.1302)
ま、そうだな。
運試しっつってたし丁度いいか。

(とりあえず入ってみたらと言われ、前回会ったときの会話内容を思い出しながらそう答える。)

どうせなら表通りじゃない穴場っぽい店にしようぜ。

(そう言って少女を追い越すと、脇道へと入っていく。
表通りの方が美味しい店である可能性は高いだろうが、
あまり保守的に選ぶのもつまらないということなのだろう。)

お。そこなんかどうだ?

(男が指し示した先の建物の看板には飯屋を示しているらしき絵が描かれている。
少女にも聞くのは決断の責任を半分持ってもらうためだろう。)


【ダイスロール】
レイナイトが目を付けた料理屋は

・1~33 インド系飯屋
・34~66 エジプト系飯屋
・67~99 トルコ系飯屋
・100 それ以外かよくわからない創作料理屋

【1D100 : 27】
 
9/22 04:12:29
> レイナイト(1302)
シェトリィ(ENo.1305)
生憎そんな可笑しな精霊の追っ掛けに精を出すほど暇でも無いわ。

(ふん、と鼻を鳴らすが不快そうな音では無く、戯れるようなそれだった。
 青年の視線を辿るようにしてぐるりと周囲を見回し、ふむ、と顎に指を添える)

何処が何屋さんなんだかよく分からないわね……。
料理の匂いも遮られてるし。

(頑丈な建材や分厚い布地に阻まれて、店内の匂いが路地にまで届かないのだろう。
 軽く唸りながら今度は手を腹の上へ。すりすり)

取り敢えずそれっぽいお店に入ってみたら良いんじゃない?
どんな料理のお店かよく分からないのも面白そうだわ。

(少しは中の様子を窺えるところもあるだろう。そんな思いで適当に歩き出す。
 当然のように青年と食事を共にするつもりだ)
9/18 07:27:51
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