クラゲとアホウドリ

好物に惚れてしまったアホウドリと天敵に落とされたクラゲの話。

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ばふん!

「…っでっ!!!!!?な、なんだ…!?」

クラゲに擬態していたが、擬態を解いて人間体に変身して落ちてきた主を確認しようと。
11/17 12:21:10
「…はあ、もう番なんてこりごりだ…チクショウ、こんな国でてってやろうかな…」

そして最近は兵役も一区切りついたので、悠々自適にニート生活を満喫していた。
そして、ぼうっとぷかぷか浮かんでいたのだ。

…その時だった。頭に衝撃を感じたのは。
11/17 12:19:22
「クラゲか、クラゲだからなのか…うぅ、くそぉ…」

海底王国は数十年前、陸地の人間たちから様々な理由で狙われ、数が激減したのだった。
種族として生き残るために苦肉の策として、オスでも繁殖ができるようになったのである。
…つまり、海底王国はオスでもタマゴを産める、トンデモ世界になっていた。

しかし、ヨツハにアタックしてくる奴らは、ウミガメ、イルカ、マンボウ、ペンギン、そして同胞のクラゲ…。
繁殖というよりも、明らかに食う目的で狙われている。…と思う。
11/17 11:59:09
「はあぁ~………今日もまあ熱烈な歓迎だったこと……とほほ…」

その日、クラゲは優雅に水面を漂っていた。
海底の王国の軍隊である聖歌隊に所属していた元副隊長だったミズクラゲ族のヨツハ・ウミツキは、ごちていた。

「なんで今年の繁殖期は、熱烈にアタックされるんだ…?」
11/17 11:51:17
アルバ(ENo.1003)
その年は油断していた。
今まで渡りの季節に人間が来ることはほとんどなかったから。
仲間を先に逃がし、囮になるべく苦手ながらに必死に丘を駆けた。
最後の一羽が飛び立ったのを確認すると、自分も崖の上から羽を広げた。
これで全員無事に逃げられる、そう思った瞬間…

──バスッ!!

「―!!!」

腕に鋭い痛みが走る!

人間の放った矢が腕を貫いて、翼をまともに開けなくなった鳥はそのまま海へと落ちて行った。
11/17 01:27:44
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