クラゲとアホウドリ

好物に惚れてしまったアホウドリと天敵に落とされたクラゲの話。

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アルバ(ENo.1003)
「……?」
浜辺の方から聞こえてくる歌声に、引き寄せられるように歩み寄る。
11/18 16:20:01
「~」

浜辺の方からかすかに歌声が聞こえる。
11/17 22:12:50
……以降
波間に見つけた魚人に片っ端から声をかけ、アホウドリを助けたくらげを知らないかと聞き回った。
逃げる者が大半で、対話ができても、
そんな奴いる訳ないと鼻で笑う者ばかりで有益な情報は得られなかった。

相手が住むのは海の中だ。
直接探しに行ければいいが、そういう訳にもいかない。
11/17 16:14:12
処置をされた腕に触れる。
天敵を態々助けた酔狂なくらげに想いを馳せた。

「…探してみるか…」

どうせこの傷では海は渡れない。
傷が癒えるまで此処にとどまるほかないなら、恩人を探して回るのも悪くない。
 
11/17 15:36:56
どういう事だ…?
態々くらげをつかまえて脆い触手で手当てを…?
非効率的だ。縛る物なら此処に草でも蔦でもいくらでもある。
となると助けてくれたのは魚人族……?

「くらげ……か?」

天敵である俺を助けるなんて考え難いが…
くらげ本人ならば、海中にあるワカメや昆布でもなく敢えて触手を選ぶ事にも納得が行く。
 
11/17 15:31:36
腕の痛みに矢を射られた事を思い出し、引き抜こうと傷口にふれる。

「…?!」

貫いていた筈の矢が無い。
それどころか腕を縛られ、血が止まっていた。

「(誰かが治療してくれた…?)」

周りを見渡す。
夕陽に照らされた浜辺には誰もいない。

「一体誰が…」

縛られていた物をまじまじとみると、其れは透明で柔らかいゼリーのような…

「くらげ…の触手…か?」

好物のくらげだ。見間違う訳がない。
11/17 15:05:08
「ん…ケホ…」
咽せて海水を吐き出して漸く意識を取り戻す。
時は夕刻になっていた。
運良く浜辺に打ち上げられたのだろうか。


 
11/17 14:57:57
…目覚めると、貴方は浜辺に打ち上げられていることに気がづくだろう。
11/17 14:37:49
…………
11/17 14:37:15
「……カラ、…」

その顔を見て愕然と呟いた。
 
11/17 14:36:57
「あぁ!?というかアホウドリじゃねえか!?く、嘘だろ…!?ここで、食われ、て……」
11/17 14:07:50
痛みで水面でもがくも虚しく、溺れたアホウドリは沈む、沈む。
リーダーとして仲間を守って死ねたなら悔いはない…

ただ仲間が無事であるようにと願い、意識を失った。





…沈む身体が柔らかい何かにぶつかっても気付く事はなかった。
11/17 13:04:32
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