バー『異世界交差点』

◆様々な世界につながっている不思議なバー。色々な世界からのご来店をお待ちしています。

 『バーテンダーがグラスを磨いている。静かな店内は落ち着いた雰囲気だ。オーナーはあまり現れないらしい』


 ※1BP=300円。各世界の通貨に換算してお支払いを。
 ※メニューにないものも作れます。お気軽にお声かけください。
 ※ノンアルコールカクテルもお作りします。

オーナーはたまに顔を出すようだ。

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> ヨルド(308)
???(ENo.308)
「――――酒精、酒屋、ヒトの子の」

バーに危険がないことを確認したのか、それはやっと店内に滑り込んだ。
青い頭髪と主張する角。裸足とところどころに鱗。おまけに背中には翼が生えている。バーに居る者はおそらく見慣れないだろう。

「ここ、酒飲むする、場所か?」

闖入者は言葉を選びながらそう発した。
2/23 17:48:26
???(ENo.308)
カランカラン。ドアが静かに開かれるとドアベルがその静寂を破るように鳴った。

「…………」

現れた者は少し警戒しているのか、首だけだしてバーの中を覗き込む。半分だけ見える顔が物珍しそうに店内を見回していた。キョロキョロ、そわそわ。
 
2/23 17:43:17
アルド(ENo.71)
「年明けだ仕事はじめだ」
ゆったりと時間が流れるバーが、またひっそりと営業を再開した。去るものも来るものもここは平等に受け入れる。時の流れがあるような、ないような場所で。
1/14 09:25:25
「今日も客人はいないようだ」

いつものようにしっとりとした空気の中で、男はふっと現れた。
青年よりは上と見ていいだろうか。しかし声色はここのオーナーのそれと同じで、それより幾分若く聞こえる。
不可思議な紅色の瞳を瞬いた。今はバーテンダーもカウンターにはいない。買い出しか、別の用か。

「またどこぞで油を売っているのだろ。サボり魔め」

ため息交じりの言葉は空気に溶け、誰にも聞かれることなく霧散した。

多世界に繋がるこの場所で、奇妙な男が店の中を眺めている。
12/9 20:34:41
アルド(ENo.71)
「仕入れ台帳、確認しておかないと」
バーテンダーが仕事をしている。サボリがちなのに真面目だ。
12/3 10:07:54
> ユミル(69) アルド・スキアヴォーネ(71)
どれほど確かめたとしても、細かい印刷の一切がしっかりされているその紙幣は本物だろう。
魔法により現れたらしいそれだが、消滅したりすることは無い。

「ええ、またね!」
バーテンダーの考えも知らず、ひらひらと手を振って少女は店を去る。
従者は一度バーテンダーへと頭を下げて、少女に着いて店を出るだろう……。
11/30 20:33:09
> ガルド ヘーゲ・ダール(51) ユミル(69)
アルド(ENo.71)
「……これは、ありがとうございます」
魔法のように閃いて現れたその紙幣は、確かに魔法で現れたのだろう。バーテンダーは尋常な人間だ。だからそういったものに本来は疎いのだが、表情を崩さずにそれを受け取った。

「お客様、楽しんで頂けたようで何よりです。またいつでもいらっしゃってください」

気前のいい少女へは微笑で返す。次いで従者の男へも会釈。飲み物の感想は判別がつかなかったが、こうした反応を見れば悪くないものだったと推測できた。

彼女らが去るのなら、バーテンダーはそれを見送る。もしかするとこの少女は、実は見た目通りの年齢ではないのかもしれないなどと栓無きことを考えながら。
11/30 19:49:37
> ユミル(69) アルド・スキアヴォーネ(71)
男がかどちらもか、魔法使いの類なのだろうか。少女は手の上に乗った札を、当然の様にバーテンダーへと差し出した。

「お釣りは良いわ、バーテンダーさんのチップにでもして頂戴。ご馳走様、また来させてもらうわ!」
11/30 19:31:07
> ガルド ヘーゲ・ダール(51) アルド・スキアヴォーネ(71)
ユミル(ENo.69)
「……嗚呼、クローネにも色々とあったな。ノルウェークローネだ」

少し間を開けて男はそう言う。円から自分でも換算してみたのだろう、そう言ってはパチリと指を鳴らした。次の瞬間には少女の手の上に2枚、『1000』と書かれた紙幣が乗っていた。

11/30 19:26:21
> ガルド ヘーゲ・ダール(51) ユミル(69)
アルド(ENo.71)
奇妙な二人がやり取りするさまを、バーテンダーは微笑ましげに時折見やる。ここは今他に客が居らず、そのせいか暖かな声がよく聞こえた。

それにしても不思議な取り合わせだ。男の方は終始表情を変えないが、楽しんでいたのだろうか。

「はい、お客様……いえ、今は他に誰もいませんから」
今だけですよ、と口の前に人差し指を立てる。

「お会計ですね。円で1600円となりますので、1720クローネとなります」
この店はその性質上、異世界からの客も容易に受け入れる。バーテンダーは会計を掲示し「あぁ、ドルチェはサービスです」という言葉を続けた。
11/30 18:51:48
> ガルド ヘーゲ・ダール(51) アルド・スキアヴォーネ(71)
ユミル(ENo.69)
これはぱたぱた駆ける少女の首根っこを掴んだ男。
「店内を走るんじゃありません」
少女はふてくされた。ふてくされながらもバーテンダーにごめんなさいと頭を下げたとか。

「勘定をお願いしたい。クローネ紙幣で構わないか?」
……知っていればそれは北欧の通貨である事は分かるだろうか。
そう言う男の手にも少女の手にも財布どころか鞄すらも無さそうだが、さて。
11/30 15:58:22
> ユミル(69) アルド・スキアヴォーネ(71)
「ドルチェ……へええ……!」

グラスから視線をカッサータへと移し、それからバーデンダーを見上げる。バーテンダーの言葉にうんうんと頷き、それから恐る恐るシャンパングラスを手に取るだろう。
「有難う、それじゃあいただくわ」
バーテンダーを引き留める事はなく、そう声を掛ければ視線だけで背を見送った。


……こういった形のグラスを持ったことも無いのか、若干手に落ち着きがない。そっと口に運んでは、その顔をほろっと綻ばせた事だろう。
ケーキをつついたりしながらやんやかんやとはしゃぐ少女と、ゆっくりカクテルを飲みながらそれに小言を吐く男と。
奇妙な二人はなんやかんやとのんびりバーでのひとときを過ごす事だろう……。

……後から少女が思い出したかのようにバーデンダーの元に駆け寄って行くだろうか。はしるなよ。
11/30 14:10:34
> ガルド ヘーゲ・ダール(51) ユミル(69)
アルド(ENo.71)
「お喜び頂けたようで幸いです。こちらのデザートは生クリームとリコッタチーズを使ったアイスケーキでして、わたくしの故郷のドルチェです」

添えたデザートの説明をしつつ、二人を見る。なるほど、バランスが取れてないようで取れている不思議な取り合わせだ。従者と主人という間柄には見えないが、何か事情があるのかもしれない。
だが、バーテンダーは立ち入ったことを聞いたりはしなかった。お客様の居心地の良さを求めれば、自然とそういうことになる。

きらきらと輝くグラスは、確かに宝石のように見えるかもしれない。

「ふふ、是非お飲みになってお愉しみください。最高の一杯を最高の状態でお出しするのがわたくし共の務めですから」

カクテルは鮮度がある。勿論目で見て楽しむものとしての完成度も高い、がやはり飲んで楽しんでいただきたいのは本音だ。これは控えめにそう付け加えると、引き留められることが無ければ去るだろう。
11/30 13:02:36
> ユミル(69) アルド・スキアヴォーネ(71)
そうしてゆったりと時間を流した後、提供されるそれらに少女は真っ先に「わあっ!」と感嘆の声を上げる。従者は軽くバーテンダーへと頭を下げた。

「えっすごい、なんだか宝石みたい〜!」
自分の目の前に置かれたそれと、従者の目の前に置かれたそれとを何度かあっちこっちと見る。明る過ぎない照明の元のそれらは、色を主張しすぎること無く淑やかに落としている事だろう。
共に出されたデザートについては、馴染みのないものだったのだろうか、どういう品なのだろうと暫く見て首を傾げる、が、それよりもカクテルの方に気が取られている少女は忙しなく視線をグラス達に戻した。

「えっ……飲むの勿体ない……見てるだけで楽しい……」
……などとしている少女の向こうで、従者の方は早々にグラスを持ち上げてはひと口口をつけたとか。ほぼノーリアクションである。
11/30 12:44:18
> ガルド ヘーゲ・ダール(51) アルド・スキアヴォーネ(71)
ユミル(ENo.69)
一方の従者は少女から時折ちょっかいを掛けられながらも、席からバーテンダーがカクテルを作るのを見ていた。
矢張り興味はあるのだろう……尤も表情に一切の感情を出す様子はないが。

11/30 12:30:06
> ユミル(69) アルド・スキアヴォーネ(71)
少女はそれを待つ間、メニューと睨めっこしていた。時折隣の従者をつんつんとつつき、「これなに?」だの尋ねたり「これみて」だの「通貨ってこっちのでいいのかしら」だの言ったりしている。もう少し場の雰囲気を楽しんで欲しいものだが。
尚従者には「黙ってもらえません?」等と返されている。従者がやたらと主人に当たりが強く、主従と言うよりは兄妹にすら感じられる程だ。従者だと言うのに主人をよそに酒を頼んだりもしている所からも、やはりなんだか奇妙な2人組だ。
11/30 12:23:53
> ガルド ヘーゲ・ダール(51) ユミル(69)
アルド(ENo.71)
「――お待たせいたしました。”シンデレラ”と“ブラックベルベット”――それにデザートのカッサータです」

先ずは少女に、次いで男の元にカクテルを置く。ブラックベルベットはカラメル色をしていて、上部に泡の層ができていた。その名の通りまるでベルベットの手触りのように上品な味わいと、滑らかな泡の口当たりを楽しむことができる。アルコール度数8.5度。

シンデレラは濃いオレンジ色のカクテルだ。フルーツの甘酸っぱくてジューシーな味わい。シェークして見せたように、カクテル気分で楽しむことができるドリンクだ。

最後に置かれたのは、デザートだ。少女の声を聞いていたバーテンダーは、生クリームやリコッタチーズで出来た“カッサータ”というドルチェを用意した。バーテンダーの故郷ではなじみ深いもので、果実の砂糖漬けとナッツ類が入っているアイスケーキ。硬めに冷やしているため、ドリンクの後に丁度良い。
11/30 11:44:47
> ガルド ヘーゲ・ダール(51) ユミル(69)
アルド(ENo.71)
“ブラック・ベルベット”はシャンパンカクテルだ。ビアカクテルとして扱われることも多い。バーテンダーはフルート型(縦長)のシャンパングラスを取り出し、よく冷えたスタウト・ビールとシャンパンを両側から同時に注ぎ入れる。泡が立つのを見つつ最後まで注ぎきり、軽くステアしたら完成。

“シンデレラ”は平らなシャンパングラスを用意する。シェーカーにはオレンジジュース、レモンジュース、パイナップルジュースを同量注ぎ、氷と共にシェーク。用意していたグラスに注ぎ入れれば完成。→
11/30 11:35:25
> ガルド ヘーゲ・ダール(51) ユミル(69)
アルド(ENo.71)
「かしこまりました。では、少々お待ちを」
二名分のオーダーを受けたバーテンダーは微笑で応えて礼をすると下がった。なお、間ができたことにも少女の内心にも気づいている。ちゃっかりさんなのだ。ちゃっかり。

店内のBGMはクラシカルなサキソフォン・ソロへ。淡々としたブルーノートは、しっとりとしてこの店によく合う。
照明は明るすぎず、酒を楽しむのに丁度いい塩梅を模索した結果のそれだ。全てが調和の賜物で、この“場”にこそ価値が宿っているだろう。→
11/30 11:25:39
> ガルド ヘーゲ・ダール(51) アルド・スキアヴォーネ(71)
ユミル(ENo.69)
「……嗚呼。此方こそ、宜しくお願いしたい。」

にこりともせず従者は言い、それを聴いて少女も改めてバーテンダーを見ればうんうんと頷いた。

メニューを見てうんうん悩む少女をよそに、男は緩りと店内を見回す。
露骨な不慣れそうな挙動はしないものの、こういった店への興味は深いようだ。
 
11/30 07:10:05
> ユミル(69) アルド・スキアヴォーネ(71)
「………へえ、シンデレラ!
じゃあそれでお願いしちゃおうかしら」

顔の近くなったバーデンダーの顔を、少し見つめる間が出来た。凡そ『あらやだイケメン』とでも思っているのだろう。少しの間の後に、バーテンダーの提案に頷いた。

「あっ、あと……軽食もあるのね?ケーキ食べたい……どれにしようかな〜……生クリームたべたい……」
田舎者丸出してメニューを眺めている少女だ。
11/30 06:59:57
> ガルド ヘーゲ・ダール(51) ユミル(69)
アルド(ENo.71)
「ブラックベルベットですね。かしこまりました」
メニューから選んだらしい一杯を復唱する。

少女への対応に首を傾げながら、頭を下げられると微笑を浮かべた。
「いえ、ここは迷い込む方も多いですから。ですが、こちらにいらっしゃったのも縁があってのことでしょう。わたくしはお客様が快適にお過ごし頂けるよう、務めさせていただけますか?」

男へ、というより二人に向けてそう伝えた。バーテンダーはここの装置の一つのようなものだ。にこりと会釈する。
11/29 22:08:24
> ガルド ヘーゲ・ダール(51) ユミル(69)
アルド(ENo.71)
「お嬢様、かしこまりました。では――」
バーテンダーは断りを入れて腰を曲げる。少女の覗き込むメニューを指さした。

「――こちらの“シンデレラ”はいかがでしょう。オレンジジュースなどが入っており、カクテルらしさも楽しめる一杯です」

酒精はどうやら避けることになったらしい。だが折角バーに来たのだ。であれば、そのような雰囲気を楽しむのが是とされたい。
バーテンダーは少女にどう思われているのかは気づかず、一先ずはそう伝えた。従者の方へ向き直る。→
11/29 21:53:38
> ガルド ヘーゲ・ダール(51) アルド・スキアヴォーネ(71)
ユミル(ENo.69)
「……ブラックベルベットで」

察しの通り、此方の男も余りこの手の店には慣れていないようだ。ざっとメニューを眺めてからそう男は注文を投げる。アルコールは飲めるらしい。
少女に見上げられると訝し気な視線だけ少女へと返し、それから助け舟を出したバーデンダーへと軽く頭を下げた。

「…すまない、こういった店に来るのは私も主人も初めてでな、勝手の分からぬ所があるが容赦して欲しい。」
11/29 21:35:55
> ユミル(69) アルド・スキアヴォーネ(71)
メニューを前に目をくりくりさせていた少女はバーデンダーの助け舟にぱあっとまた笑う。

「!それじゃあバーデンさんに任せちゃおうかしら。私はお酒は……お酒は……、うん!ノンアルコールでお願い!」

言いながらちらりと少女が傍らの男を見上げたが、渋い顔を返されて大人しくそう言い切った。
酒癖がよろしくないか将又酒を挑戦してみたいが踏み出せないか、そもそも飲酒の出来る歳でないがお酒に興味があるか……その辺りだろうか。

余談だが。少女は当然の様にバーデンダーの事は雰囲気から男だと思っているらしい。
11/29 21:26:20
> ガルド ヘーゲ・ダール(51) ユミル(69)
アルド(ENo.71)
店内は落ち着いたジャズが流れ、揃った調度品に酒瓶の数々。並んだそれらも伴い、店内は重厚ながらも華やかな雰囲気だ。

「こんばんは。今日は他にお客様もいらっしゃいませんから」

“これ”はそう言いながら二人をそれとなく見ている。これの故郷にもいるタイプの少女だ。素朴で、思った事がすぐ口に出る――子供らしい子供とでも言えばいいのだろうか――平穏なタイプ。
それに比べると男は華美な印象を受けた。顔立ちもそうだが、纏う雰囲気が尖鋭的だ。

「……お悩みでしたら、好みに合わせてお作りします。アルコールの飲めない方でしたら、好みのフレーパーのノンアルコールカクテルも」

どうにも不慣れな様子を見受けたバーテンダーは、頃合いを見て助け船を出した。華美に見えた男も、こういう店には不慣れらしい。予想外だが、なんとなく彼に対して抱いていた近寄りがたい印象が緩和された。
11/29 20:33:30
> ガルド ヘーゲ・ダール(51) アルド・スキアヴォーネ(71)
ユミル(ENo.69)
控えていた男はバーテンダーに軽く会釈をし、少女がソファに着いてから少女の隣へ、少し空けて浅めに座る。
男は少女とは打って変わって随分と端整な顔立ちをしている。前髪の掛かった左眼は、時折ちらりと金色に映るだろう。右眼と異なる色で、オッドアイと見える。なんとも奇妙な2人組だ。

「余りはしゃいでは行儀が悪いですよ」

少女にそんな小言を小声で言ってから、メニューへと視線を遣るのだった。
男の言葉に少女もまたメニューを見てみるが、目を真ん丸にしている。本当にこういった店に馴染みが無いようだ。
11/29 19:58:27
> ユミル(69) アルド・スキアヴォーネ(71)
「こんばんは、お邪魔するわね。
一回バーって入ってみたかったのよね!すごーい、都会みたい!」

バーテンダーへと軽く挨拶をしては、半ば独り言のように店を見回しながら小声ではしゃぐ。
都会みたいという辺り、田舎暮らしなのだろうか。赤い髪に灰の目の少女はその頬に雀斑もありどこか素朴な印象を受けるだろう。黒くて長い、重い印象を与えるローブが少しアンバランスだ。

席に特に希望はないようだ、ソファ席に通されれば少し行儀悪くぽふぽふとソファを叩いてみたりしている。
11/29 19:51:02
> ガルド ヘーゲ・ダール(51) ユミル(69)
アルド(ENo.71)
「――おや?いらっしゃいませ」
不思議な取り合わせの来客だ。一人は未成年、一人はその付き人だろうか。

「素敵ですか。オーナーも喜びます。……お席にご案内します」
こんなところに来るのだ。ただの迷い込んだ手合いとは違うだろう。バーテンダーは彼女らを案内し、特に希望がなければ――リラックスできるソファ席へ通す。

「メニューはこちらです」
言葉少なに取り出したそれを置く。ケーキやナッツ類、サンドイッチなどの軽食メニューと、今回はノンアルコールカクテルの入ったカクテルメニューだ。

それらを置くとバーテンダーは一度カウンターへ戻るだろう。
11/29 19:41:56
> ガルド ヘーゲ・ダール(51)
ユミル(ENo.69)
「まだ貴女酒は嗜めないでしょうに……」

これはその少女の半歩後ろぐらいから着いてきた男。
11/29 15:44:36
「あらあら、良い雰囲気〜♪」

国によっては飲酒可能な年齢に満ちてないであろう歳の少女が、一人の男を連れてやってきた。
11/29 15:42:55
> ヴラディスラウス・ドラクリヤ(62)
アルド(ENo.71)
「クラウディオは間違ってもこんなところに来ないし、何よりもともとオレのバイトの事は認めてるから。そう拙いことにはならないと思うよ」
言いつつ、立ち去ろうとする男に気づくと一応は見送りの姿勢を取る。

「はいはい、任されました。あんたも少しは店に顔出してよね、信用ってものがあるんだ」
そんな言葉を投げかけて、わざとらしく手を振るのだった。
11/28 18:09:18
> アルド・スキアヴォーネ(71)
ヴラド(ENo.62)
「またあの世界に行くことになると私は考えているよ」
男はバーテンダーの様子に呆れたように溢し、帳簿を閉じた。この辺りの仕事は自分にしかできない。

「アルド、お前もあの司祭にあまり心配をかけることのないように。それこそが面倒ごとと言うものだ。こんな遊びもできなくなるのだから」
煽るように笑う様子には怒ることもなくそう付け加える。そうして眼鏡のズレを直すと立ちあがり、“手近な扉”に手を掛けた。

「そろそろ優秀なバーテンダーくんへ後を頼もう。では、また」
11/28 18:05:55
> ヴラディスラウス・ドラクリヤ(62)
アルド(ENo.71)
「今は誰もお客様居ないでしょ。あんなに来たのが不思議なくらいで、実際こう暇なくらいが現実だと思うけど」
しかしこれは上司であるはずのオーナーの言葉に従わずに返した。
「こういうところだから人が来れば来るほど帳簿つけるのも面倒になる。よくやるよ」
ため息を見るにつけそう笑い、バーテンダーは寄り掛かった壁から身体を離した。
11/28 18:00:09
> アルド・スキアヴォーネ(71)
ヴラド(ENo.62)
「あのねえ、今は仕事中なのだから口には気を付けなさい。……しかしこれはまた、面白いこともあったものだな」
対する男はバーテンダーを窘め、そう顔色を変えずに“BP硬貨”をつまみあげた。
「ま、これがその通りならばそういうことになる。こればかりは私も自分で持ってみないとわからんがね」
帳簿を見ながらそんな風に言うと、硬貨を自分の懐にしまった。帳尻合わせを書き込み、ふむとため息。

「異世界交差点とはよく言ったものだな。こんな場所で出会うとは」
11/28 17:55:19
アルド(ENo.71)
「――と、いうわけでこれがここ数日のうちに頂いたもの」
バーテンダーは倉庫兼事務室になっている部屋でそう言った。机の上には名刺のようなカードと硬貨。
「これ、あんたには特に必要なものでしょ。概念的には」
11/28 17:50:03
> アルド・スキアヴォーネ(71)
「ええ、また来ます」
彼女はこの店をいたく気に入ったようだった。静謐さはそのままに、しかしさきほどまでの頑なさはなく。バーテンダーのまとうほどよい苦さといった雰囲気も好ましかったようで、律儀にも一礼すると店を後にしたのだった。
――近いうちにまた顔を出すこともあるだろう。
11/23 20:05:59
> ヴィ・ヴィ(556)
アルド(ENo.71)
「これは、お気遣いありがとうございます」
バーテンダーは苦笑いをして頬を掻いた。自分の事を話すというのは、誰であろう難しいものだ。改まったそれは、とくに。

「いいえ、わたくしは何も。よくいらっしゃってくださいました」
空になったグラスはいつもバーテンダーにとって誇らしいものだ。静々と彼女の言葉が滴り落ちるのを聞いて、これはにっこりと笑みを浮かべた。

「またどうぞ、いらしてください。お待ちしております」
彼女は夜を溶かすような白だ。陶磁器のようだ、という感想を抱きこれは立ち去る姿を見送った。

……店を開いてから初めてメニュー表にある対価を受け取った。これはオーナーに預けねかればならない。バーテンダーは帳簿に目くばせし、さきごろの出会いに今暫し浸ってみるのだった。
11/22 23:27:48
> アルド・スキアヴォーネ(71)
「……ふふ、気にしないで。私も自分のことを話すのは得意ではないもの。ええ、ええ。そうね――『たくさん』。それが聞けたのなら、なによりのこと」
無理強いをする理由はない。それでも応えてくれた相手に、敬意を払うべく静かに頷いて――彼女は満足そうにグラスを空にした。

「ありがとう。素敵な時間でした」
ぽつりぽつりと言葉の雨が落ちたのち。緩やかな時間はたしかに過ぎて――立ち上がる。
ふわりと裾を払い、白い指から硬貨が差し出された。4BP。
11/22 22:19:18
> フレイル・アルスター(584)
アルド(ENo.71)
バーテンダーは客の動きを眺めている。水を口にして持ち物を整理する姿から、そろそろ立ち去るのだろうと考えながら。

「ありがとうございました。またお越しください」
会釈してこたえると、彼女が出た後にテーブルに向かう。

「――これは?」
そうしてやっとテーブルのカードに気づいた。依頼を請け負う、とは何でも屋だろうか?
「……オーナーに見せよう」
バーテンダーはそれを仕舞い、テーブルを片付けると仕事に戻るのだった。
11/21 21:14:45
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