バー『異世界交差点』

◆様々な世界につながっている不思議なバー。色々な世界からのご来店をお待ちしています。

 『バーテンダーがグラスを磨いている。静かな店内は落ち着いた雰囲気だ。オーナーはあまり現れないらしい』


 ※1BP=300円。各世界の通貨に換算してお支払いを。
 ※メニューにないものも作れます。お気軽にお声かけください。
 ※ノンアルコールカクテルもお作りします。

オーナーはたまに顔を出すようだ。

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> ヴィ・ヴィ(556)
アルド(ENo.71)
バーテンダーは苦笑いを溢した。
「すみません、自分のことは話し慣れないもので」
彼女が興味を持ってくれるのは嬉しいが、“これ”はあまり自分の話をしたことがない。憚られるものもあったせいだが、こういった職業をすると聞き手を期待されがちだ。

「えぇ、たくさん」
問いかけには微笑を持って答える。これの脳裏には様々な人々の顔が浮かんでいる。
彼女がグラスに目を向けている少しの間、他愛ない話をぽつぽつとするのだろう。
11/21 21:08:37
> アルド・スキアヴォーネ(71)
「ありがとう」

流石のアルコール度数だ…顔の火照りがよく分かる。バーテンダーの気配りが有り難い、丁度よい清涼”水”を口に含む…一息ついた程なく、キャッシュカードを懐にしまい込み、そろそろBARを後にしようと立ち上がる……。

「…ごちそうさま」

簡素に礼をつたえ、そのままBARを出る……ふと、座っていたテーブルには別のカードが一枚。

《大口小口、民間から企業まで、貴方のご依頼お待ちしております》
《事務局長:フレイル・アルスター》

……どうやら宣伝用のカードらしい。
11/21 18:27:25
> アルド・スキアヴォーネ(71)
「遠くに――」
聞き手に回ることが多いであろう、バーテンダーの話に、興味深そうにグラスを傾ける手を止めた。
迷っているというよりは、難しい。そういった事情があるのだろう。彼女は話を急くことをしなかった。代わりに一言、
「得られるものは――ありましたか?」
そう聞いてみた。

「ふふ」
付け加えられた言葉には吐息だけで笑って、しばしキールロワイヤルの色を楽しんでいた。
11/21 00:09:00
> フレイル・アルスター(584)
アルド(ENo.71)
「かしこまりました。では、お預かりします」
そう言うとカードを預かってカウンターへ。ちなみにガトーショコラは600円だ。しめて1800円。

「……お待たせいたしました。では、また何かあれば」
バーテンダーはトレーの上に載せたカードと領収書を持ってきた。それとは別に水の入ったカップも。それらを受け取るのを見届ければ、これはまた元の場所へ戻ってゆく。
11/19 23:34:48
> アルド・スキアヴォーネ(71)
「あぁ、助かっ……国?!」

一難去ってまた一難。いわゆる行政地区…と言えば良いのだろうか?国といった存在が無く、そう言った組織も無い。有るといえば、共通通貨…なのだが…さて困った。

「……ク、クロム(Cr)という共通通貨なんだが…ちょっと計算させてくれっ」

マンハッタン一杯4BP……1,200円…という単位だ。という事は、大体同じレート…になるはずだ。多分そうに違いない。

「だとすると……あぁ、大丈夫だ。口座が凍結されてない限りな」

預金額は問題ないようだ。このままスキャンしてもらっても問題なく支払いができる…筈だ。
11/19 22:52:38
> ヴィ・ヴィ(556)
「そうですね……遠い所へ行きました」
バーテンダーは考えるように少し手を止めた。顎を撫でる。自分の話をするのも妙な気持ちだが、求められている視線を感じた
”これ”は話すことにした。

「わたくしは小さな島の生まれで、外を知らなかったのですが――様々な人が居るところへ行きました。縁に恵まれ、自分を見つめなおす機会にもなりました」
抽象的な物言いだ。言葉にするのが難しい、と言った様子だろう。だが、変わった客がいるのも面白い。分かり合えぬものが居るのも。

困ったように笑いながら、悪くないですね、と最後に言い添えた。
11/19 21:47:33
> アルド・スキアヴォーネ(71)
「まあ。どんな旅を?」
少し興味を示すようにグラス越しの瞳がつ、と動いた。声の響きも穏やかだ。
旅、と一口では言ったが、己の歩んできた道は冒険や旅行とは異なるものだったから、純粋に話を聞きたいというのもあった。
金髪の男性客には返す表情に困ったようで、小さな会釈で挨拶を返すに留めたものの。
「ありがとう。変わったお客様も――いるようだけれど。ええ、でも。悪くないものです」
――特に気分を害した様子はなく、グラスを傾ける指先が時折寛いだように浮いた。
11/19 21:05:41
> アルド・スキアヴォーネ(71)
ヴラド(ENo.62)
「そのお客様がまたいらっしゃるかは不明だね。幸い、開いたばかりだ。物が一つ増えたところで何も問題はない」
しばらくはしまっておこう、と倉庫を示した。
「その彼女が来たとき、今度は私が居られればいいのだが」
オーナーはオーナーで忙しいらしく、スケジュール帳をめくっている。ともかくこの話題はひと段落を見たらしかった。
11/19 20:59:24
> ヴラディスラウス・ドラクリヤ(62)
アルド(ENo.71)
「それ置いてったひと、物騒だったのでお帰り頂いたんですけど」
“これ”はこともなげに言う。胆力だけはあるらしい。
「やっぱりあまり価値はないですか。ですよね」
すぐに折れそう、と言いながら剣を示した。銅としての価値はあるかもしれない。だが子供のお小遣い程度だろう。
11/19 20:54:10
> アルド・スキアヴォーネ(71)
ヴラド(ENo.62)
片手には話にあった剣。男はそれを慣れた手つきで翻しながら、やれやれと言った風にため息をついた。
「これかね、例の剣とは」
オーナーと呼ばれた男は、それを無価値なものを見る目で見ていた。
「カッパー。意味がない。装飾もなし、実用的価値もなし……」
11/19 20:49:11
アルド(ENo.71)
「オーナー、これどうしますか」
バーテンダーは店の奥に向かって尋ねている。ごそごそと音がして、そこから男が現れた。
11/19 20:42:44
> デスサンドヴァニア(560)
アルド(ENo.71)
「お客様でない方はお会いできません」
しかし“これ”はにべもなく言い放った。此処はそういう場所なのだ。

「……困ったな。こんなの貰ってもどうしようもないんだけど」
とはいえ放り出しておくわけにもいかない。バーテンダーは置き去りにされた銅の剣を拾い上げた。どうすることもできないため、オーナーに聞くために奥にしまっておこう。
11/19 01:58:20
> アルド・スキアヴォーネ(71)
「にひ。また会えると良いですねぇ…。」
それは何の抵抗もせず、あっさりとドアの向こう側へ落ちていく。ゴトリと床に落ちた銅の剣だけを残して。
11/19 01:35:06
> デスサンドヴァニア(560)
アルド(ENo.71)
「お代は結構です」
“これ”は銅の剣を受け取らない。お客様でないものからは受け取れない。
酩酊感は少しはあるだろう。顔に出るほどならその程度。

手を二回叩く。扉が現れた。その扉を開くと別の世界につながっている。
「出口はこちらです」

声は低く、強かった。酩酊感で体幹がずれているだろう。手を徐にぬっと伸ばすと、その重さを気にもかけずに掴み上げ、ぽいとドアの中に放り込む――かもしれない。
11/19 00:47:54
> リー(493)
アルド(ENo.71)
「ああ、お話しが好きなようですね。そうでしたか――よかった」
横目にグラスが空になる様子を見つけて、バーテンダーは小さく息をついた。

「ありがとうございました。お愉しみ頂け――何か?」
視線が強い。少し驚いて見返すとそちらも驚いたような気配があり――しかし視線がそれた。

「?――またお越しください」
微妙な笑顔で去っていく姿には違和感を覚えたが、よい時間を過ごせたようだ。バーテンダーは気を取り直して、他のお客様の元へと戻っていくのだった。
11/19 00:33:36
> ヴィ・ヴィ(556) アルド・スキアヴォーネ(71)
「にへへへ…。ご明察の通り、私はヒトでもお客さんでもありませんからねぇ…。液体をたしなむ機能はあれど、ヒトらしく振る舞う機能はないのです。」
あなたの声色の変化に気付くと、少女はどこからとなく銅の剣を1本召喚してあなたに差し出そうとする。重さは約2kg。時価にして1400円程度だ。これで勘定とするつもりだろう。

「…出口、どこですかぁ?」
少女はついでに出口の場所を尋ねる。見ればわかるような場所にあっても彼女は気にせず尋ねる。答えなければ壁を破壊して出ていくかもしれない。
11/18 23:12:42
> アルド・スキアヴォーネ(71)
リー(ENo.493)
「僕、基本的におしゃべりだからさー。バーテンさんくらいのテンションで相手してくれると、気持ちよく飲めるなぁ」
実に有意義で無為な時間を過ごした気がした。グラスが空になる。

「うん、じゃあ僕今夜はこれで。また来るよ、ご馳走様。…ん?」
カウンタに硬貨を置いて、ふと相手の顔をじっと見つめる。瞬き2回。

「ああいや、ごめん。じゃあね、お仕事頑張ってね」
思い出したように片手を上げて、扉へ向かう。

カウンタの端のドレスの美しい女性に、わざとらしい笑顔で手を振ってから店を出た。
この店は可愛い女性客が多いようだ。素晴らしい。また来なくては。


帰路での独り言。
「てっきり同性と喋っているとばかり…」
11/18 23:01:53
> ヴィ・ヴィ(556)
アルド(ENo.71)
「そうですか、自分も少ししたことがあります」
旅と言っても様々だ。現代社会で言う旅行、世界を巡るもの、人生をかけた冒険。そのどれもがその人物にとっての重さを違える。

「ええ、そうなんです。貴女のような素敵な方に来て頂けてよかった。この店も喜んでいますよ」
バーテンダーはほほ笑んだ。彼女はここの雰囲気にとてもよく合っている。奇妙な縁だが、悪いものではない。
「そうなんですか。人と――なるほど、そうでしたか」
此処は人との距離感が広い。誰でも、その距離感を乱すことなく、心地よく過ごせるようオーナーは取り計らっている。この奇妙に嫋やかな女性にもそれが受け入れられたのなら、これほどよいことはない。

「お気に召したようで幸いです」
“これ”は静かに続けたが、声色には確かな満足感があった。お客様が喜ぶのと同じように、バーテンダーも喜びを覚えるのだ。
11/18 22:43:25
> デスサンドヴァニア(560)
アルド(ENo.71)
「それは……まことに残念ですが」
バーテンダーは居住まいをただした。目つきを買える。それは“これから何かしでかそうとしている”ものの眼だ。

貴女はお客様ではない
これは声色を低くしてそう言った。
ここに現れ、滞在し、酒を飲み、雰囲気を感じて――それが目的ではないのなら、後はもうこれの想像する通りなのだろう。
11/18 22:01:28
> アルド・スキアヴォーネ(71)
「――旅をしていました」
傾く紅色に移る目も、また赤みを帯びて揺れる。その動きもほんのかすかなもので。

「あら――そうでしたか。なら、こんな早くに素敵な店に出会えて良かった。
 しばらくは人と関わらずにきたものですから。そろそろ、落ち着いても良い頃合いかと思って。ふふ、人嫌いではないのですけれど、上手く関わるのは苦手」
バーテンダーの距離感に安心するものがあったのか、グラスを口から離すと小さな吐息が漏れた。
そう言えば自分の世界にも機械仕掛けの人形がいたな、と傍らの会話を耳に挟みつつ――指先がカウンターの端をなぞる。

「ええ、良い場所です。気に入りました」
11/18 21:53:09
> アルド・スキアヴォーネ(71)
「にひ。にひひ……。私の楽しみはですねぇ~…後にとっておくものなんですよぉ……。」
少女はあなたに微笑み返し、まるでこれから何かを仕出かすような物言いをする。少なくとも、今を楽しんでいる様子ではなさそうだ。
11/18 21:50:55
> フレイル・アルスター(584)
アルド(ENo.71)
「ええ、勿論」
カード払いはもちろん可能だ。現代社会ではカードが必須。バーでは現金払いを貫くところもあるが、ここのオーナーはそういった考えに縛られない。

「かしこまりました。お支払いに付きましては、どちらの国の通貨を?」
貨幣経済のあるところに指定通貨あり。これは、例えば日本円だとかユーロだとか異世界通貨だとか、そういうものがあれば換算してお支払いいただく意図を示した。
11/18 21:40:24
> アルド・スキアヴォーネ(71)
「ありがとう
 ……あぁ、先に払いたいんだが…その
 カ、カード払いというのは、出来る…だろうか?」

文化の違いは考慮していなかった。
存分にBARの雰囲気を楽しんだ後なのだが、果たして大丈夫なのだろうか?
11/18 17:38:59
> リー(493)
アルド(ENo.71)
「そうですか?そのようには見えませんが」
これも特段気にせず、シェーカーを振りながら答える。

「ありがとうございます。ロボットですか……?」
胡散臭い話には苦笑いして見せた。ドリンクが残り少ないが、この言いざまでは一杯で終わりだろうか。これは様子を見ながら、静かにその業務を遂行していた。
11/17 23:04:42
> デスサンドヴァニア(560)
アルド(ENo.71)
「燃えるものは、燃えますね」
不穏当である。バーテンダーはなんとも言えない気持ちになった。
分かり辛いが、顔に赤みが差しているだろうか。であれば、

「お客様、此処は様々な場所から人々がいらっしゃいます。どのお客様にもよい時間を過ごしていただきたいのですが」
バーテンダーはその顔を覗き込むようにして、視線を合わせた。ほほ笑む。
「お客様もお楽しみいただいておりますか?」
他のお客様にもお愉しみ頂けることが理想だ、と付け足しながら。
11/17 22:52:26
> ヴィ・ヴィ(556)
アルド(ENo.71)
「然様で」
これはなんとなく発された言葉を耳に入れ、なんともない相槌を打った。バーテンダーも、此処は悪くないと思っている。

「いいえ、実は開いたばかりなんです。人の顔も……?此処はお好きですか」
あまり表情に出ない質なのだろう。慣れていない割には、所作にほころびがない。
バーテンダーはあまりお客様の私情について深く聞くようなことはなかった。だからこれは、“人の顔も”久しいと言った彼女の事情触れるような言い回しはしない。代わりにそう尋ねてみる。
11/17 22:45:58
> アルド・スキアヴォーネ(71)
リー(ENo.493)
「そだねぇ、でも僕そんなに飲むわけじゃないからなぁ」
コスパ悪い客かもよ、とこちらも視線は窓に向けたまま呟いた。

「おっと?バーテンさんはいいひとだねぇ。もしかしたら、酔っ払いの扱いが上手なだけかもしれないけど」
別段褒められている気はしないが、話を合わせてくれるあたり、少なくともいいひとに見える。
「ま、僕こう見えてロボットなんだ。商売が苦手なのに金儲けするようにプログラミングされちゃってるんだよねぇ、困るねぇ」
ヒヒ、と笑って言った。わざとらしい笑顔も相まって、胡散臭い話だった。グラスの氷がカランと音をたて、美しい朱色の液体は残りわずか。
11/17 22:11:39
> アルド・スキアヴォーネ(71)
「アルコールですかぁ…。得意ですよぉ……?あれはよく燃えますからねぇ…。にひひ……。」
不穏な発言。明らかに質問の意図を誤解している。
少女の顔色を伺えば少し赤みがかっており、酔いが回り始めていると分かるだろう。
 
11/17 17:43:15
> アルド・スキアヴォーネ(71)
「ありがとう。――素敵な色」
泡立つ紅色を眺め、細い指先がグラスを傾ける。香りを楽しみながら口をつけ――ふ、と。満足そうに口元が綻んだ。
「本当に。良いものです」
それは傭兵の少女の独り言に対する相槌だったかもしれないし、誰ともなしに呟いた言葉だったかもしれない。
バーテンダーの顔を視線だけで見据えると、なにか思案するように睫毛が伏せられる。

「こちらの店には――いつもこんなにも人が? あまりこういう場所には慣れていなくて。ええ、人の顔を見るのも久しい」
場馴れしているというよりはただ静かな佇まいというだけのようだ。店内をやはり視線だけで見回し、他の客と目が合えば目礼を返すことだろう。
11/17 17:08:40
> デスサンドヴァニア(560)
アルド(ENo.71)
「左様でございますか」
バーテンダーは少女のこの“企み顔”には見覚えがあると気付いた。物騒なところに身を置いていると、勘のようなものが身につく。“こいつはこれから何かコトを仕出かすぞ”という忌避、察知能力だ。

「つかぬ事をお聞きしますが、お客様はアルコールの類はお得意ですか?」
少女の体躯に対してならば、あの量でも十分酔いが回る。そろそろそんな頃合いだ。
ここに来てバーテンダーは、全く不本意な決断をせねばならないかもしれなかった。
11/17 14:14:53
> フレイル・アルスター(584)
アルド(ENo.71)
「失礼、お下げします」
すっかりきれいになった食器を回収しに来たバーテンダーは、人々を観察する姿に少しの安堵を覚える。満足してもらえるのはいいことだし、この場を気に入ってもらえるのは本当に有り難いことだ。

「此処は様々な人々をお待ちしています。いつでも、気兼ねなく起こしいただけるよう」
視線の向こうを辿ってポツリとそう言うと「他に何かお申し付けはございますか?」と柔らかく問いかけた。
11/17 14:09:06
> アルド・スキアヴォーネ(71)
「甘美ですねぇ。」
少女はニヤリと微笑んだ。彼女の事なのでどうせ「面白いやつだ。殺すのは最後にしてやる。」みたいな事を考えてるに違いないが、甘美を嗜んだ事に違いはなかった。
11/17 12:06:14
……

グラスは乾き、皿は寂しい姿となった…詰まる所、完食である。
至福の時を過ごし、今なお余韻と、BARの様子を楽しんでいる。

人が集まる場所と言うのは、かくも楽しいものだ。
それも見知らぬ世界から来るというのであれば、すべてが新鮮に映る。

「人の集まる場所は、いつ来ても良いものだな……」

ぽつりと独り言がこぼれ、テーブルに頬杖をつき、ただただ眺めている……
11/17 01:39:05
> ヴィ・ヴィ(556)
アルド(ENo.71)
「おや」
(――いつの間に。まあまだ開いたばかりだし、いいか。)
「いらっしゃいませ」

いつの間にか現れていた姿に、これも流石に目を瞬く。気を取り直してオーダーを聞くと「かしこまりました」とだけ返した。まるで人形のような姿だ。その静謐さをあえて壊す必要は、ないだろう。

フルート(縦長)型のシャンパン・グラスを取り出すと、そこに冷やしておいたクレーム・ド・カシス、シャンパンを注ぐ。バースプーンで一回りステアすると、出来上がりだ。

「お待たせいたしました、”キール・ロワイヤル”です」
シャンパンを用いたこれは、純粋にその風味によって味が決まるところが大きい。爽やかな飲み口と、微かな苦み。カシスによって色づいた紅色は、静かに泡を立たせている。アルコール度数12.6度。
11/16 22:12:36
静かにドアをくぐる影がひとつ。
カウンターの端に音もなく座ると、布地の重なるドレスが椅子からふわりとこぼれた。このような場所には些か不釣り合いな華美さだ。
「……キールロワイヤルを。いただけるかしら」
口を動かすだけでそう言うと、バーテンダーを一瞥し――あるいは目礼だったかもしれないが――置き物のようにその場に落ち着いた。
11/16 17:27:48
> デスサンドヴァニア(560)
アルド(ENo.71)
「お口に合いましたか」
これは無言の少女に尋ねた。味わうような仕草は何かしらの益を得たものとみて間違いないだろうが、当人が無言では何とも言い難い。
そう言えばアルコールは飲んでもいい年ごろなのだろうか?ここに現れた手前当たり前のようにそれを振る舞ったが、バーテンダーは今更ながら心配する。
11/16 13:35:39
> アルド・スキアヴォーネ(71)
「…。」
白茶色のカクテルを前にして硬直するデスサンドヴァニア。何だこの液体は。丁重に説明されているようだがよく分からない。飲めばいいのか?これを?ほかの連中のように?

「……。」
水を口に含む要領で、液体を口にするデスサンドヴァニア。それは記憶の中のどこかの誰かが100万年前だか100万年後くらいに食べた甘ったるい洋生菓子の味を連想させてくれる。嫌いではない味だ。心地が良い。もっとも、彼女の日課には程遠い快楽だが。
 
11/16 00:26:18
> ディートリヒ(598) アルド・スキアヴォーネ(71)
ミハイ(ENo.607)
「そうですか、それなら良かった
うちのがお世話になりました
ではまた、できれば近いうちに」
最後にまた笑顔で会釈すると、大切そうに少女を抱えて青年は店を後にした
11/15 23:55:15
> ディートリヒ(598) ミハイ(607)
アルド(ENo.71)
「いえ、もう頂いています。大丈夫ですよ。お気をつけてお帰りください」
行儀のいい青年だ。しかし、一目でこちらの判別がつくとは、なかなか侮れない。

先に回ってドアを開ける。外の空気はきっと、冷たい。
「またいらしてください。いつでもお待ちしています」
包まれた少女を見て、これは微笑で送り出すだろう。
11/15 23:25:15
> ディートリヒ(598) アルド・スキアヴォーネ(71)
ミハイ(ENo.607)
笑って頷き
「連勤の後おいしいもの食べに行く! って張り切って出かけちゃったもので、心配でメモを忍ばせておいたんですよ。俺はまだ仕事があったので…ご連絡して頂きありがとうございます」
膝掛けを手に取ると綺麗にたたみ返してから、自分の外套を少女にかけて包むようにすると横抱きにし
「優しいお姉さんのいるところで良かった。また後日お礼にきますね。と、そうだ、支払いはいくらでした?」
途中でハッとすると器用に少女を片手で抱えてから財布を取り出そうとポケットに手を入れ

 
11/15 23:18:54
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