豪華客船アベニール号

海や空を航行する、全長350m(サイズ可変)を誇る豪華客船。
とある世界の山中から発掘された宇宙船を改装したもので、制御AIと、人そっくりに擬態されたロボット達、そして人間は勿論、ケットシーやピクシーといった異種族もスタッフに加わっています。
内部には多彩な客室がありますが、実在の豪華客船と比べると、スイート―ルーム以上の大きな部屋が殆どという、贅沢な作りになっています。

勿論、複数のラウンジやバー、カジノ、食堂、レストランがあり、水着着用の屋外には展望風呂や岩風呂、足湯やジャグジーなどの風呂やプール、フィットネスジムやエステサロンなども完備。
図書館やショッピングセンター、小規模ながら遊園地、ミニゴルフコース、バスケットボールのコート、ジョギングコース等がある一方、空間を拡張した菜園や農場もあり、1つの移動都市と言っても差支えない規模です。

皆様、是非とも優雅な船旅をお楽しみくださいませ。

※レビステラでも、他所の世界でも、旅行RPで気軽にお使いくださいませ

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> ユグドラ(1008) コットン(630) ミミ(631) 羽鳥 譲刃(627) ラムネ(628)
文車 白音(ENo.1006)
「ハロウィンはホラーテイストあるからねぇ。
 まぁ、でもこの戦いの終わらない感じもホームズらしいといえばそう。
 終わるはずが終わらなかった物語だからね。」

ごん
「怖くないハロウィンもきっとあるはず。
 ハロウィンは楽しいものだとごんは思ってる。
 ラムネちゃんみつけた凄いやったー」

「お。楽しそうだし、
 おいしそうだしよさそうだね。
 それにしてもポケモンの事……
 どこまで教えるかで大変さがかわるけど、
 一ついえるのはポケモンはかわいい。」
4/20 23:26:53
> 文車 白音(1006) ユグドラ(1008) コットン(630) ミミ(631) ラムネ(628)
ユズリハ(ENo.627)
「まあ、ハロウィンと言えば普通はホラーになっちゃうから仕方ないのかなぁ?
とはいえ、ホームズがすっきり解決したと思った後の不意打ちは辛かったね」

コットン
「確かに。何か怖くないハロウィンのイベントがあったらいいんですけど」

そんな風に話してる傍ら、検索していたラムネが皆さんにタブレット端末を見せます。

ラムネ
「もう少し未来で、ポケモンのハロウィンイベントやってる!」

ミミ
「そういえば最近、ユズリハさんのゲーム機借りて遊んでましたよね。
アニメで看板ポケモンになったピカチュウと一緒に、DJになったゲンガーとゴーストの仲間たちが昼間にハロウィンステージイベントを開いたり、グリーティングで歌って踊って撮影会を開いたりしてくれるみたいですね」

ユズリハ
「レストランでポケモンハロウィン限定メニューもあるんだ?
折角だからそこで食べながらユグドラシルにポケモンの事教えてからショーを観に行くって感じでどうかな?」

 
4/8 00:30:21
> 文車 白音(1006) コットン(630) ミミ(631) 羽鳥 譲刃(627) ラムネ(628)
ユグドラ(ENo.1008)
「暴れる罪人と直接やり合うんだもの。探偵は強くないと務まらないよね」

剣と鉄パイプによる鬼気迫る殺陣を、忙しなく目で追っている。舞台上での戦闘の魅せ方に興味津々の様子だ。

「ガスは止めて決闘も凌いだけど、自害は止められなかった。試合には勝って、勝負に負けちゃった、かな?アリスさんが死んで、これで役者は全滅……えっ」

緊張感の弛緩したタイミングで叩き込まれるホラー展開に、一瞬凍り付く。

「なるほど、剣の呪い自体は本物だった……ってこと?」
3/14 01:27:24
> ユグドラ(1008) コットン(630) ミミ(631) 羽鳥 譲刃(627) ラムネ(628)
文車 白音(ENo.1006)
「わかりやすく毒って表現するにはやっぱり飲むのが強いからね……
 ガスだとガスの時点でアウトみたいなところあるし……」

ごん
「効果的に演出できるのは難しいけどうまく演出してる……
 ってこと……!?
  それにしても、素手だけじゃなくて何にでもおうようできるバリツ……
 かっこいい。
 そのすきに仕事するワトソンもさすがの阿吽の呼吸ってこういうのいうのかな?」

「だねぇ。
 しかし、結局こうなったか……
 まぁ、被害は最小限になっただけマシ……
 って思わぬホラー展開。」

ごん
「薔薇の剣の呪いは本物ともいえるし、
 アリスが新しい呪いにもなったともいえて、
 ……どうしてホラーに!
 みんなホラー好きだから?」
2/28 19:16:02
> 文車 白音(1006) ユグドラ(1008) コットン(630) ミミ(631) 羽鳥 譲刃(627)
ラムネ(ENo.628)
ここで再び舞台は試写会のホールへと切り替わる。
ホームズとワトソン、そして観客たちの元へと戻ってきたアリスは薔薇の剣を手にし、只ならぬ雰囲気を醸し出していた。

「ここにいる全員が死ねば、私の犯罪を知る者がいなくなる!」

そう高らかに宣言すると、ステージの左側に設置されている装置から煙がステージから会場へと広がり始める。
この煙をワトソンは青酸カリだと判定した。

ラムネ
「アリス、おかしくなった?」

ミミ
「そして青酸カリのガス……刑事や探偵ドラマだと飲ませるイメージなんですけど、さっきの皮膚に触れさせるとか、初めて見たかもしれません」

ホームズは装置を停止させるようワトソンに要請し、アリスと対峙する。
薔薇の剣で切りかかるアリスの剣捌きは役者の殺陣というにはあまりにも洗練されているようで、流石に素手ではホームズも厳しい。
そこで目ざとく見つけた長尺の鉄パイプを拾い上げ、両手で構えて迎え撃つ。

ユズリハ
「ホームズが収めてる武術・バリツと言えば柔術に近いと聞くけれども、拳法家は棒術も使いこなすイメージあるものね。
父さんが月刊マガジンで呼んでた『鉄拳チ●ミ』を思い出すなぁ」

鉄パイプのリーチで剣を受けて払ったり、背中に回した鉄パイプで剣を受けるといった見事な立ち回りを見せるホームズ。
一方ワトソンは悪戦苦闘しつつも、見事青酸カリガスを発する装置を止めることに成功した。
ホームズは改めて観念するように声を掛けるが、アリスは薔薇の剣を自らの首元に当て……

コットン
「ホームズが自ら相手を殺める事はないと思ってたけど、こうなっちゃったかぁ。
薔薇の呪いの言い伝えに、新たな1ページ……」

アリスが非業の死を遂げた事で、結局映画の監督からメインの役者まで皆が命を落としたことになる。
ホームズはこの場に居合わせた観客の捜査協力に感謝を告げた後、更に別の事件で警察に協力要請を受けていることを告げる。
そしてお困りの際にはベーカー街221Bへご連絡をと告げてから舞台を去った。

ユズリハ
「そして誰もいなくなった、かぁ……あ、あれ?」

誰もいなくなった舞台の上で、再びスクリーンの上映が始まった。
墓所に落ちている薔薇の剣が移り、何者かの手がそれを手にする場面が映し出された。
そこには先ほどアリスが控室で出会ったのと同一人物のように見える怪人物の姿が。
ローブ姿で口裂け女のようになった顔が不気味なその人物は、スクリーン上でカメラに向かって近づいていき……薔薇の剣を大きく振り下ろす。

すると、真っ暗になったステージの上、そして観客席側の通路へと次から次へとスポットライトが当たり、
そこでローブの怪人が薔薇の剣を振るい、辺りには断末魔の声が響くのが繰り返された。
最後にステージの中央へと怪人が現れ、剣を振るった所で煙が立ち込め終幕となった。

ラムネ
「ターミネーター貞子と同じ?」

ミミ
「この演出の技法、確かにこの間のアレと同じですね。
ホームズが事件を解決したと思ったのに、薔薇の剣の呪は本物で、あの後お客さん達が惨殺されたって事になるんでしょうか?
最後の最後でミステリやサスペンスでなく、ホラーになっちゃいましたねぇ……」
2/26 22:46:25
> 文車 白音(1006) コットン(630) ミミ(631) 羽鳥 譲刃(627)
ユグドラ(ENo.1008)
「触れるだけで死ぬような毒薬に、鋼線を使った断頭。素人が簡単に扱えるようなものじゃなさそうだし、他にも共犯者がいるんじゃ……あ、やっぱりそうなんだ」

1人では不可能との指摘と、黒幕の名の示唆。探偵の宿敵のようなものだろうと受け取り、展開を見守る。

「人が起こした事件なんだし、最後まで人がやってると思いたいね。自分に繋がる情報を吐かれないように口封じ。……悪いことはするものじゃないね」
1/25 23:48:55
> ユグドラ(1008) コットン(630) ミミ(631) 羽鳥 譲刃(627)
文車 白音(ENo.1006)
「青酸カリは皮膚についた場合早急に洗い流せば大丈夫な事もあるけど、
 濃度とか汗をかいてたりすると皮膚吸収が早まるみたいだし、
 いずれにせよ早急な対処が必要……」

ごん
「対処しようにもすぐに気づけなきゃ無理……
 睡眠薬でねむらせるのは本当に計画的。
 こういう時成分すぐに調べてくれるワトソン頼りになる……!
 すごい!」

「しかし、犯人捕まえるのあっという間だった上、
 格差社会ェ……
 なんていうか闇が深い。
 組んだ相手がモリアーティ教授じゃなかったら事件自体おきなかったかもしれないし、
 ほんと諸悪の根源状態である。」

ごん
「そしてこの幕引き。
 裏切者には死をって感じある。」

 
1/19 12:34:43
> 文車 白音(1006) ユグドラ(1008) コットン(630) ミミ(631)
ユズリハ(ENo.627)
舞台へと現れた二人は勿論、名探偵シャーロック・ホームズと、助手のワトソン。
彼らは観客に自らの素性を名乗り、警察からの依頼で薔薇の剣の呪いと噂される事件の調査を進めていたと告げる。
ホームズはまず、ヘンリー役のエドモンドの遺体を検分、背中の搔きむしられたかのような痕跡が、青酸カリに触れたからだと看破。予め座席に塗り付けておいたのだと推理する。

ユズリハ
「青酸カリは飲まなくても、触れるだけでも酸で衣類を溶かし、肌を焼く。皮膚から体に入っても死んじゃうんだ?」

次に、首を切り落とされたベラの遺体だが、舞台装置の滑車とワイヤーを利用。首にワイヤーを巻き付けておき、滑車の力で一気に首を絞めるどころか切断するほどの力を掛けたのだと看破した。
見つかったベラの口に含まれた飴から、強い睡眠薬の成分が含まれていたとワトソンが判定。犯人はそれで身動きを取れなくなったベラを仕掛けにセットしたのだろう。

コットン
「うわぁ、用意周到。ここまでの事を用意できるのって、相当に頭の切れる人でないと無理そう」

次にホームズは、舞台右上の時計が本来の時間ではなく、23:35を指しているのを見て、
23列目の35番席を調べてみると何処に使えばよいか分からない鍵が見つかった。
鍵を手にしたホームズが舞台右手にある階段の向こう側へと消えていくと、行方不明になっていたアリスを連れて戻って来る。
アリスは犠牲となった監督や俳優達を悔やむが、ここでホームズが犯人はアリスだと告げる。
ヘンリーに青酸カリが仕込まれた席に座るよう誘導したことや、ベラに飴を渡した事などを指摘したうえで、更に観客の手元にあるフライヤーを再度見るように告げる。
フライヤーに映っているアリスの胸元には大輪の薔薇の花をあしらったブローチが確認できるが、今はそれを身に着けていない。
ホームズは、ベラが監督の失踪した現場で拾って本日身に着けていたブローチと同じものであったことを指摘。
試写会開始前にアリスがベラのブローチについて訊ねていたのは、それが元々アリスのものだと気づいているかどうかを確認しようとしていたのだという。

この追及に対してアリスは自らが犯人であると認めるが、先代主演のマーガレットの死には関わっていないと告げる。
代役として抜擢されたアリスであったが、監督や他の共演者達は皆、貴族階級であり、彼女は平民だった。
彼らは事あるごとに彼女の演技を庶民の芸だと嘲笑の的にしていたという。

ラムネ
「悪い貴族、自業自得?」

ミミ
「本当にいじめられてたんですね。とはいえ、戦争でもない平時に殺人という復讐は法が許しませんからねぇ」

続いてホームズが、今回の犯行、一人で出来るとは考えられない。更に聞き込みの結果、アリスが蜘蛛の入れ墨の入った人物と話しているのを目撃したという情報を手に入れたことを告げ、モリアーティ教授の教唆と助力があったのではないかと訊ねる。
それならば唆された貴女も被害者、情状酌量や司法取引を受けて罪を償ってやり直して欲しいと声を掛ける。

ユズリハ
「なるほど、モリアーティに繋がるかも知れない情報を提供したりしたら、罪が軽くなるだろうって事だね」

アリスは身支度をするから控室に一度戻ると告げる。ここで一旦ホームズたちが退場して、控室の場面に。
心を鎮めようと席に座っていたアリスの下へと、あの映画の中で見かけたようなローブを纏った怪人物が迫る。
怪人物に顔を近づけられたアリスは断末魔のような悲鳴を上げた所で暗転。

コットン
「うわぁ、これってモリアーティの手先なのか、薔薇の剣に宿った悪霊の化身なのか……
どちらにせよ、このまま素直に出頭して終わりって感じじゃなくなっちゃったみたい?」
1/15 00:50:08
> 文車 白音(1006) コットン(630) ミミ(631) 羽鳥 譲刃(627)
ユグドラ(ENo.1008)
「長い間書き続けられ、作者の死後も時代を超えて世界中で読まれ続け、影響を受けた多くの後継者が生み出される……創作者冥利に尽きるだろうね」

想像以上に知名度の高い作品であることを理解し、映画に意識を向ける。

「昔の作品という設定だから、映画の形式も古いものなんだね。色が付いて、声や音楽が付いて……色々発展してきたんだねぇ」

「呪いによる怪死と言いたい所だけど、名探偵と助手が出てくるからにはそんな結末にはならないはず。どんな推理を聞かせてくれるのかな」

自ら推理はせず、名探偵の謎解きを楽しむ姿勢。
12/2 22:40:48
> ユグドラ(1008) コットン(630) ミミ(631) 羽鳥 譲刃(627)
文車 白音(ENo.1006)
「余談ではあるけど、本当は途中で終わらせるつもりだったらしい。」

ごん
「ファンの声もあって続きが出て続けれるようになったんだっけ。」

「っと。それはそうと始まった。
 それにしても、なんともおあつらえ向きの状況……」

ごん
「決して超えれない相手が死んで後を引き継ぐ形……
 前の人が凄すぎただけで充分実力はあるんだろうけど、
 色々いわれちゃうやつ……」

「実際既にいわれちゃってるね。本当に事故だったのかって。 
 色んな逆境の中負けないでほしいよね。
 何か関わりが本当にあった証拠でもあれば話はかわってくるけど。」

ごん
「わくわくどきどき。
 それにしてもこってる。
 演出もいい。」

「目が離せぬ展開にドキドキ
 それにしても一体何が起こってるのやら、
 隠してそして誰もいなくなった舞台に探偵と助手が颯爽現れて……
 何を推理してくれるのかな。
 うーん。わくわくしちゃう。
 自分で推理するのも楽しいけど、あえて推理せずに探偵の謎解きを楽しみにするのも面白いよね。」
11/21 11:29:57
> 文車 白音(1006) ユグドラ(1008) ミミ(631) 羽鳥 譲刃(627)
コットン(ENo.630)
「原作の1作目が1887年で、最後が1927年だから期間を空けながらでも40年書き続けたことになるみたい。
だけど原作中では恐らく40年も経ってなかったんじゃないかな?
原作だとホームズは現実には存在しなかった”諮問探偵”という立場に唯一ある存在っていう事になってるの。
現実の探偵は一般人からお金をもらう代わりに依頼を受けるけれども、彼は警察が難事件にぶつかったら意見を求められる探偵……という特別な立場だった。
たばこのように麻薬を吸ったりしてる偏屈なホームズには、戦争帰りの医者であり良識人なワトソンという助手がおり、原作は彼が書き記したもの、って事になってたかな?
世界中で今でも読み継がれ、作者の死後、誰でも題材として扱えるようになったホームズを登場させた物語は無数に存在する。
そして事務所を構えていなくても、警察に意見を求められる協力者といった立ち位置になる探偵の物語も同じく数え上げたらきりがない。
USJで春になると映画に合わせてイベントが開催される『名探偵コナン』も、ホームズの作者であるコナン・ドイルから取られてるの」

とホームズの基本設定に当たる部分を説明する。

かくしてショー(試写会)が始まると、主演女優のアリス・ゴーモン、俳優のエドモンド・ダニエルズ、メイド役の女優ベラ・フランクの3人がステージ奥から登場する。
それを舞台の下で待ち受けていたカメラマンを従えた記者が、主演のアリスにインタビューを始める。
記者はアリスがこれまで、本来の主演だったマーガレット・ウッドの後塵を期してトップスターに至れていなかったことを口にする。
マーガレットの死は実在する薔薇の剣による呪いとささやかれているが、本当に事故だったのだろうかと問いかける。
けれどもアリスは事故の時点で撮影現場に呼ばれてなかった事を伝え、インタビューを打ち切った。

かくして改めて役者たちによる舞台挨拶が始まる。
主演のアリスが亡くなったマーガレットの役を引き継いで一生懸命演じたことを伝えるが、撮影に使った薔薇の剣が消え去り、監督も行方不明になっていると告げる。
主演男優のエドモンドは本来の主役だったマーガレットと恋仲であったことを告げ、メイド役のベラもマーガレットの親友だったと観客に伝えられた。

ラムネ
「剣と監督の行方不明も心配だけど、主演を引き継いだアリスが大変すぎる」

ミミ
「自分以外が仲良しこよしの中、故人の代役として抜擢された立場は居心地悪いでしょうねぇ」

舞台挨拶が済んだ後、3人は客席最前列中央に設けられた、白い装飾の施された座席へと座る事になるのだが、
エドモンドはアリスの右隣の席に座る事を渋る。恋人の代役の隣に座るのは、色々と辛いのは察せられる。
けれどもアリスは、今は亡きマーガレットの為にも今日だけは……と伝えて本来の席に座る事を承諾させた。
また、アリスはベラが身に着けているブローチについて訊ねたのだが、監督が行方不明になった際、落ちていたものを拾ったので、気に入ったので身に着けていると答えた。
また、心労のせいか体調が芳しくなさそうなベラに、アリスは彼女の好物だという飴の入った缶を手渡すといったやり取りがあった後、館内の明かりが消え、上映が始まる。

※とりあえず、主人公の背後から何かが迫るカメラワークまでをご覧ください。

時は1910年代から50年程遡り、1866年。
名門貴族であるモーディット家には、薔薇の剣と呼ばれる剣があった。
名前の通り薔薇をイメージして象られた柄と鍔を持つ美しい剣は350年ほど前、一族に贈られた。
けれどもその贈り物には悪意が込められていたらしく、立て続けに一族が不幸に見舞われたという。
かくして悪霊が宿っていると認識された剣は封印されていた。
一族のご令嬢で社交界の花である息女・ローザは婚約パーティの夜、言い伝えられた美しい薔薇の剣をゲストたちに披露しようと思い、剣の封印を解いてしまった。
けれども剣から禍々しい何かを感じ恐怖を抱いたローザは、夜の墓地へと剣を再び埋めてしまうつもりで足を踏み入れた。
カメラはローザの背後から迫っていくようなアングルで動き……
ここで黒い背景に英語で『ローザ、大丈夫か?』というセリフが表示された後、婚約者である青年・ヘンリーが映し出される。

ユズリハ
「この頃はまだフィルムに音声を入れることが出来なかったから、台詞の文章をこんな風に挿入する形になってるんだね。
ホント、凝ってるなぁ」

ローザはヘンリーの背中へと抱きしめるように手を回す。近くに落ちた剣に麗しいローザの顔が映し出されるのだが……
それが突然悪鬼の様相に変わり(動画参照)、彼女のたおやかな手も悪鬼のモノへと変り果て、ヘンリーの背中を掻きむしった。

すると最前列のプレミアシートに座って鑑賞していたヘンリー役のエドモンドが背中の痛みを訴え、立ち上がると……
なんと彼のスーツにもスクリーン上の彼と同じく悪鬼にかきむしられたかのような裂け目が生じており、その下の背中にも変色が。
そしてそのまま彼は倒れて息を引き取った。

ここでスクリーン上の映像が乱れ、さっきのセリフと同じように
”太陽は沈み、星が消える。呪いからは逃れられない”と表示された。
ここで舞台の上にスポットライトが当たると、行方不明となっていた薔薇の剣に刺し貫かれ、絶命している監督と思しき人物の姿が。

監督とエドモンドの立て続けの死を目の当たりにしたベラは取り乱すが、アリスはさっき渡した飴をなめて落ち着く様に薦め。ベラはそれに従ってひとまず落ち着きを取り戻したかに見えた。

コットン
「ホームズだから、やっぱり殺人事件になっちゃうよね。映画の内容に連動した殺人って怖い……
って、あれ? 映画の続きが始まった」

今度はベラの演じるメイドが、一人だけ館に戻って来たローザに紅茶を淹れようとするのだが、
ローザの顔はさっきの悪鬼から元の姿に戻っている。
それでも不吉なものを感じたメイドは砂糖と一緒に毒を盛ったように見えた。
けれどもそれに気づいたのか、ローザの手にはいつの間にやら薔薇の剣が。
それが振り落とされたところで再び舞台にスポットライトが当たる。
するとそこには、首を失って倒れているベラの遺体らしきものがあった。

ユズリハ
「ご当地の言い伝えとかになぞらえた殺人、確かに探偵ものの定番だよね。
でも、エドモンドの背中と言い、ベラの首切りといい、どういう風にやったんだろう」

再び映画の続きが始まり、悪鬼の形相となったローザが画面へと貞子のように迫ってきた所で最前列のプレミアシートにスポットライトが当たると、ローザ役であり主演女優であるアリスの姿がなかった。

そして誰もいなくなった所で、舞台の袖から二人の男性が登場……名探偵と助手のエントリーだ!!
11/20 01:00:47
> 文車 白音(1006) コットン(630) ミミ(631) 羽鳥 譲刃(627)
ユグドラ(ENo.1008)
「色んな世界に沢山のユズリハがいるのかもしれないけど、私のユズリハはあなただけだよ、ふふ……」

寝惚け顔で大胆な発言などかましつつ、辛うじてベッドに潜り込む。遊び疲れもあり、眠りはすぐに訪れた。

翌日、訪れたシアター前にて。

「シャーロックホームズは有名な探偵だったっけ。『今』は西暦で言うと2000年過ぎだから、1914年はだいたい100年前で……意外と昔の人なんだ。呪われた秘宝を巡る殺人事件かな?」

フライヤーを読み取り、映画の内容を予想している。
11/3 23:02:34
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