【騒乱荊街】其の生命は落葉に埋まる

12月末、深夜になればワールドスワップが行われる日。
しかし、住民にそんな事はわからない。

普段通りの日常を送っている。

【創藍荊街No.27のイベントです。
 招待者以外の書き込みは御遠慮ください】

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> 成鐘(899)
寺田(ENo.898)
<肩を押し返すようにして
 姿勢を直立に近いバランスへ戻させる>

「成鐘!」

<掌で感じた体温の高さに眉を顰める。
 だがどうやらそれに言及する時間すら
 惜しむべき状況だと寺田は理解した>

「タシャさん……
 ……
 どうやら嫌なタイミングだったようだ。
 今し方見覚えのない男が
 ドアを蹴破って乗り込んできた。
 明らかにただのお客さんって
 雰囲気じゃない。暴漢の類だ、あれは。
 その内奴もこっちへ来るかも」
11/27 00:41:10
> 寺田(898)
成鐘(ENo.899)
寺田……!!

 成鐘がふらつきながら走ってきた。
 服の胸あたりが縦に小さく破けている。

「早く逃げるぞ……
 タシャが、暴走してる……!!

 なんでか圏外になってて、
 異能もまともに使えないし、
 詳しいことは、出て安全なところ行ったら話すから……っ」

 成鐘は前に向かって倒れ込む。
 その体を支えたなら、
 高熱が出ていることがわかるだろう。
11/26 23:43:36
> 寺田(898)
 (ENo.899)
一度ぐらい成鐘と共に
 水上都市の隅々まで探検したことがあるだろう。
 記憶力があるなら迷わず向かうことはできる。

 部屋に近づけば近づくと
 壁に銀色の手が、蠢いていた。

 廊下の先から銃声が聞こえてくる。

(続)
11/26 23:28:38
> 成鐘(899)
寺田(ENo.898)
<男の姿が元の廊下から消えたすぐあと、
 寺田はその場に駆け戻ってくる。
 手には一張の弓。背には矢筒>

「(単なる説明の為に持ってきた弓を
  まさか早速実戦で試すことになるなんてな)」

<寺田はタシャの個室の場所は知っているだろうか。
 知っているならそこが成鐘の居場所の
 第一候補となる。
 ベランダを飛び越えてでも
 最短距離で部屋を目指すだろう。

 タシャの部屋を知らないのなら
 侵入者にまず追いつき、
 彼の行き先に先回りして
 辺りに不審な部屋がないか探すことになる>
11/26 22:47:53
> 成鐘(899)
成鐘(ENo.899)

 響いたのは銃声、
 続けざまに5発ほど、
 向かい来る柔らかい銀の手に
 銃弾が打ち込まれる。

「使い方を教えてくれた相手に
 一番初めに打ち込むことになるって、
 フィクションだけの話じゃねぇんだな……」

 胸に突き立っていた銀の槍は
 臓器まで入っておらず、
 表面の肌をひっかくにとどまっていた。

 向かってくる手を丁寧に撃ち落としていたが、
 球切れとともに舌打ちをして廊下を走り始めた。

(早く寺田のもとへ帰って、
 連れ出して逃げねぇと……)

「まだ俺は一番幸せじゃねぇぞ!
 タシャ!」
11/26 06:21:49
> 成鐘(899)
 (ENo.899)
 無数の手が、成鐘へと伸びていく。
 その細い首元を手折ろうと……


 *ズダァン*


 
11/26 06:15:02
> 成鐘(899)
成鐘(ENo.899)
「く、そ…………」

 銀の液体が鋭い槍に変形し、
 成鐘の胸に突き立っていた。

 そのまま壁に引きずられ、
 あちこちに擦り傷ができる。

「タシャ………」

銀の怪物
「………げ…て」

成鐘
「…………」

 
11/26 06:13:40
 (ENo.899)
【水上都市、5区、2階、タシャの部屋】

 
銀の液体と部屋を這い回る銀の手。
 液体に持ち上げられ、
 乱雑に踊る服だけが人の面影を残している。
11/26 06:10:38
> 成鐘(899) 寺田(898)
 (ENo.1258)
「…………」

 男は目もくれず先にゆく。

 その歩は確実に
 成鐘が向かったであろう
 召使いの部屋へ近づいていた。

 もし成鐘が異常に気づいた場合、
 寺田が待っていると思いながら食卓へ帰ってくるはずだ。
 男と鉢合わせしてしまう可能性が非常に高いだろう。


 男より先に成鐘が向かった場所へ目星をつけ、
 成鐘を見つける必要がある。

 そして、建物から出るならば
 水上都市内部の街頭の一部が消えており、
 空の星が見えず、
 波の音一つしないことに気がつくだろう。
 もし調べる場合は少し時間を有してしまう。

 
スマートフォンを片手間に見れば圏外だ。
11/26 06:07:55
> 成鐘(899)  (1258)
寺田(ENo.898)
<壁にぶつかり損ねた体は
 直下の床へどうにか着地する>

「(人間の膂力じゃない)」

<人間を投げられる人間自体は
 格闘家辺りには探せば居るだろう。
 だが同じ投げ飛ばすにしても
 人間の範疇の膂力であれば
 もう少し姿勢が変わる。
 変えざるを得ない。
 それが寺田の見立てでは
 感じられなかった>

「(身体強化系の異能者か、
  エンシャクシュのような全く別の生物か。

  何にしたって物々しい)」

<寺田は何を思ったか踵を返し、
 シハンとは逆方向に走り出した。

 シハンは寺田の引き留めを受けず
 自由に動けるだろう>
11/25 22:06:23
> 成鐘(899)  (1258)
寺田(ENo.898)
*グンッ*

「うおっ!」

<一息の間に逆転する天地。
 投げ出される四肢。

 壁にぶつかる衝撃を
 咄嗟に掌でいなした>

11/25 21:49:52
> 成鐘(899) 寺田(898)
 (ENo.1258)
「……ふん」

 小さくため息のように鼻を鳴らしただけで
 予想通り平然と押し通ってきた。

 ドンッと強めに体がぶつかる。
 まるで大きな丸太のごとく、
 硬い体だ。

 肩を掴めば、凄まじい力で体を捻り、
 投げ飛ばしにかかってくる。

 鍛えているとはいえ男子高校生の力では
 なんの抵抗もできず近くの壁に叩きつけられてしまう。
 手加減しているのか、受け身は取れるし
 壁が破壊されるようなぐらいではないが…
11/25 01:50:17
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